来世で
愛しの彼女が俺の首をそっと締め付ける。
俺も彼女の首をそっと締める。
彼女の綺麗な瞳からは大粒の涙が溢れ重力に従い床に零れ落ちる。
俺はそれを見ないふりをするように目を閉じ締める。
苦しそうな声を出す彼女。
それに気がつきそっと手を離す。
彼女の首には俺の締め付けた証として青いあざが浮かび上がっていた。
「これじゃあ、片方が死ぬだけだわ。
これにしましょう。」
彼女は近くのカバンから銃を2丁取り出し片方を俺に渡した。
「いっせーっのーでよ。」
かちゃりと俺の額に銃口を突きつける。
俺も同じように彼女に銃口を突きつけた。
「いっ」
「せーっ」
「のー」
パアンと打つ。
…
…
痛みを感じない、
不思議に思い反射的に固く閉じていた目を開く。
ぎょっとした
目の前には肉片と化した彼女。
頭は原型をとどめておらず脳みそがぐちゃぐちゃだ。
嘘だっ
何でっ
頬を伝うのは汗か涙かよくわからなかった
「来世で一緒になるんだよねッ」
彼女の手が握り締めていた銃を彼女の手を包み込み自分へあてがう。
「今行くよ」
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星空