「あ、そういえば今日ちー様来るって言ってたんだった」

高「ちー様?」

「うん。ちー様、もしくはちーちゃん。まゆゆでも可」

高「まwwwゆwwwゆwww」

「まゆゆだよ。ちなみにモノマネもしてくれる。真顔でやるから破壊力やばいんだよね」

高「超見てぇwwwwww」

「後でやって見せてもらいなよ、結構安売りしてるから」

高「楽しみにしてるわwww」

「ところで緑間くんや」

緑「?なんだ」

「赤司からメリーさん的メールが届くんだけど何かな、これ」

緑「あいつのやることを俺に聞いて分かると思うか?」

「いんや全く」

緑「だろうな」

「赤司も来んのかよあいつこの間来たじゃん」

緑「赤司が自主的に来たわけじゃなくて、お前が呼んだんだろう」

「え、そうだっけ」

緑「あれだけ家を荒らしといてその言い草か。いい度胸だな」

「…てへっ」

緑「出直してこい」

「真ちゃん、貴方…アイデンティティはどこに置いてきたの…?なのだよ、はどこに行ったの?」

緑「ゴミ箱にぶち込んできたのだよ」

「戻ってきてるね、普通に」

緑「気のせいなのだよ」

「それを気のせいと呼ぶには些かしんどいと思うのは私だけですか」

緑「お前だけだな」

「嘘だ!!!!」

緑「どこからそんな声出しているんだ、お前は」

「喉?腹?ん?どこ?」

緑「質問してるのは俺なのだよ」

「言葉のキャッチボールが上手くいかないねなんでかなあ」

緑「お前のボールが豪速球だからなのだよ」

「ドッチボールかよ」

緑「言葉のドッチボールなのだよ」

「天才シューターなんだろ、何とかしろよ」

緑「無茶を言うな。俺にだって出来ないことくらいあるのだよ」

「えっ、あるの?」

緑「むしろ何故ないと思ってたのだよ」

「だってキセキの世代…」

緑「その言葉はそんなに万能な言葉だったか…?」

「世間の皆は緑間真太郎はツンデレ電波メガネだと思っているんだよ」

緑「一切褒められてる気がしないのだよ」

「でも事実はどこにでもいる男子高校生だよね。まあ3Pシュートの成功率はちょっと問題ありだけど」

緑「問題ありとはどういう意味だ」

「いい意味だよ。気持ち悪いくらい入るよねって、偶には外せよ」

緑「理不尽極まりねぇのだよ」

「なのだよなのだよ」

緑「なんなのだよ…」

「なのだよォ」

緑「うるさいのだよ!」

「真ちゃんかーわーいーいー」

緑「その呼び方をするな」

「高尾は良いのに私はダメと?ほう?お前はつまり私より高尾が好きなホモォと言うわけだな」

緑「ぶっ殺すぞ、貴様」

「やーだー、こーわーいー」

緑「…撃つ」

「うおおおお!!?!?マ!!?!?ちょ、嘘だろ!!?!?」

緑「大人しくやられるのだよ!」

「あれ!?これバスケ漫画の夢小説だよね!!?!?」

緑「メタい話はするんじゃないのだよ」

「バトル漫画みたいになってるで?」

緑「先に喧嘩をふっかけてきたのはそっちなのだよ、馬鹿め」

「…てへっ」

緑「仏の顔も二度まで」

「三度でしょ!!?!?」

2017/05/10 執筆


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