「はぁい、涼太。ご機嫌麗しゅう」

黄「…え」

「おい待て何だそのゴミを見るような目は、お前の方がゴミだろ」

黄「はあああ!?よくも大人気モデルを目の前にそんな事言えるな!」

「おい、アイデンティティ失ってんぞ」

黄「ん、んんっ。で、何なんスか?」

「取り繕い方な。いやちょっと暇で」

黄「ちょっと暇で喧嘩売られてるんスか、俺」

「喧嘩をふっかけるには丁度いい相手」

黄「俺じゃなくてショーゴくんに行けばいいじゃないスか」

「いやこの間夜の3時に灰崎に非通知で電話かけてエンドレスでほ〇怖のBGMをかけ続けるって遊びをしたばかりだから今回は遠慮してあげようかなって」

黄「俺人生で初めてショーゴくんに同情したっスわ」

「いやほんとは赤司とか青峰でも良かったんだけど灰崎とは最近遊んでないなあって思って」

黄「玲っちの機嫌で振り回される俺達の立場考えてほしいっス」

「えっお前ら振り回されてるとか言いながらめちゃくちゃ楽しんでるじゃん」

黄「まあそうっスね」

「むしろ灰崎に仕掛けるなら俺もやりたいっス!とか言いそうなのに」

黄「いやめっちゃやりたいっス」

「だよね。やっぱりお前はそういう奴だよ」

森「玲ちゃん!」

「うおっ!?」

森「久しぶりだね、玲ちゃん!今日は制服じゃなくて私服なんだね。ボーイッシュな格好が似合う玲ちゃんも素敵だよ!」

「そういう森山さんもお変わりないようで」

森「玲ちゃんへの思いは毎日膨らむ一方だよ!」

「さっすが森山さんですね。私みたいな変人にナンパするなんて」

森「そりゃあ!俺と君は運命の赤い糸で結ばれてるからね!」

「わあ!それはなんとまあ」

笠「うるっせぇんだよ森山ァ!!!」

森「いっ!?何するんだ笠松!」

笠「部活中だってこと分かってんのか!お前も部活中にホイホイ来てんじゃねぇ!」

「いっ、たあ!?えっ!?笠松さん女の子嫌い何じゃないの!?」

笠「あ?女子なんてどこにいんだよ」

「ジーザス!絶許!」

黄「あっはははは!」

「黄瀬テメェ後で覚悟しとけよ絶対殺す」

黄「ちょ、目!目がマジ何スけど!?」

「マジで言ってるからに決まってんでしょ」

森「男勝りな玲ちゃんも良い!好きだ!」

「はいはい私も好き好き。キャー森山サンカッコイイー(棒)」

森「ほんとか!?」

「冗談に決まってるでしょ」

黄「うわぁ…森山先輩可哀想…」

「今からもっと可哀想な目にあうくせに何言ってんの?」

黄「え…」

2017/05/19 執筆


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