「はーい。秀徳高校1年バスケ部マネージャーの有栖玲でーす。偵察に来ましたー」

日「こんなに堂々とした偵察は初めてだ」

相「今日の練習でマネージャーをやってもらうことになったの」

「リコさん疲れてますね。どうしたんですか」

相「あなたの相手が疲れるのよ」

「わお、辛辣。そこに痺れる憧れるゥ!」

黒「ほんとに黙ってください」

火「ちょっとくらい黙ってられねぇのかよ」

「できるできる。余裕よーん」

伊「にしても大丈夫なのか?一応偵察なんだろ?」

「あ、大丈夫ですよ。ちゃんとマネ業はやりますから」

伊「いや、そうじゃなくて…」

「偵察って言ってもマネ業しながら見れる範囲は限られてますし」

黒「こんなんでも帝光バスケ部でマネージャーをやってましたから、仕事は完璧です。こんなんですけど」

「なんで二回言うわけ?悪意しか感じないんだけど?」

黒「悪意しか込めてないですから」

「なんと!」

相「まあ、今日はよろしくね。玲ちゃん」

「はーい、よろしくです」

相「じゃあ練習始めるわよ!」

〜〜〜

「ドリンクここに置いときまーす」

「リコさーん、ビブス準備できましたー」

「黒子ー、大丈夫かー?モップかけれないから1回どいてー」

「スコアこっちに置いときますねー」

〜〜〜

日「なんというか…」

伊「すごいな…」

相「帝光でマネージャーやってただけあるわ…」

小「ドリンクもめっちゃ美味いよ!?」

木「すごいな!有栖さん!」

火「おい黒子…」

黒「だから言ったじゃないですか。玲さんは仕事だけは完璧です」

「だけ、ってなんだ。だけ、って」

黒「そのままです」

「全く…ほら」

黒「つめたっ」

「ちゃんとアイシングしな。手首捻ったでしょ」

黒「…ありがとうございます」

「それから火神。お前もだ」

火「は?…ぶっ!」

「汗はちゃんと拭く!風邪引いても知らないからね」

火「お、おう…」

「日向さんも肩のストレッチを重点的にやって下さい。特に右肩ですね。伊月さんはこれ使ってください。目の使いすぎは負担になりますよ。木吉さんは膝のストレッチとアイシングを中心にやってください。他の人達もストレッチはしっかりやって下さい。手伝うので」

「「「は、はい…」」」

相「玲ちゃん、うちに転校しない?」

「遠慮しときまーす」

2017/05/24 執筆


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