目が覚めたら、真っ白な部屋に立っていた。3度目ともなれば驚きもしないけれど、隣に立っているのが毎回毎回三角なのは正直驚く。開かないとは思いつつも扉に手をかけ、ノブを捻るが開かない。扉にはあの時と同じ文字。

やっぱりまたか、とため息をついて三角の方を見ようとした瞬間、ふわりと後ろから抱きしめられる。首筋に顔をうずめて、動かない上に声をかけても反応がない三角にどうしようかと頭を悩ませる。

「ねえ、三角?どうし…ひ、っ!?」
「なまえ…」
「ちょ、ね、なに…ひゃ、っ!」

突然、唇が落とされたのは首筋。ちゅ、ちゅ、と何度も落とされるキスに身をよじる。首筋にキスなんてされたことがないからどうしたらいいのか分からない。ぞわぞわと変な感覚に襲われて、三角を止めようと声を上げる。

「ん、なまえ…」
「みすみ…ね、やめ…ひ、ゃ!」

口付けだけに飽き足らずかぷり、首筋を噛まれて変な声が出た。姿が見えないせいで次に三角がどんな行動を起こすかが分からないため、一々反応が大きくなってしまう。

何度も落とされる首筋へのキスに、かくんと膝の力が抜けてその場にへたり込む。首筋を手で抑えて、背後に立つ三角を見上げて睨む。

「ば、っかじゃないの…なにして…」
「ごめんね?我慢できなかったんだ〜」
「か、可愛く言ってもダメ!もう、当分キス禁止!」
「え〜!なんで〜!」

座り込んで涙目で怒鳴る私はさぞかし怖くない事だろう。座り込む私と同じ目線になるようにしゃがみ込んだ三角がよしよし、と私の頭を撫でて謝る。ふい、とそっぽを向いて見せればやだ〜!と三角が抱きついてくる。

まさか腰が抜けるなんて思ってなかったけれど、決して、決っっっして首筋へのキスが気持ちよかった訳ではない。宣言した通り、当分キスはさせてあげないし、そんな簡単に許してなんてあげないんだから。

雰囲気にのまれる


首筋へのキス→執着


ALICE+