とある休日。出かけていたはずの八百万が何かを抱えて慌ただしく帰ってきた。共有スペースで暇を持て余していた切島、上鳴、瀬呂、芦戸、耳郎、葉隠の六人が何事かと驚き、息を切らす八百万に芦戸が声をかけた。
「ヤオモモどしたの?」
「一大事ですわ!名前さんが…こんな姿に…!」
「名字がどこに…って、」
「「「はあああああ!!?!?」」」
芦戸の言葉に腕に抱えていたものを皆に見えるように前に突き出すとそこにいたのは小さな子供。そして、八百万曰くその子供は名前だと言う。その場にいた全員が驚きで声を張り上げる。その瞬間、キョトンとした顔で驚く切島達を見つめていた大きな瞳にうるうると涙が滲み始めた。
「ふぇ…」
「ああああ!ご、ごめん!大丈夫だから泣くなよ!な!?」
「ほら!おやつ!おやつあるよー!泣かないでー!」
大きな声に驚いたのか泣き出しそうになる名前に上鳴と葉隠が慌てて声を上げる。八百万の洋服を握りしめて今にも零れ落ちそうなほど涙を目に浮かべる名前に全員の心の声が一致した。
(((か、可愛い…!)))
初めまして、小さな君
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