練習中に頭が痛くなってきてしゃがみ込んでしまう雛。皆に迷惑をかけたくないけど、我慢できるレベルでも無くて迷った末に休憩中だった3年ズの所に行く。「お、どした?」って笑って声をかけてくれる菅原に申し訳なさで泣きそうになりながらしゃがみ込む。
菅原の服の裾をきゅっと握って「すが、さん」って名前を呼べば雛の様子がおかしいことに気が付いた菅原が「うん、どした?」って雛を正面から見つめるように体の向きを変えてくれるからちょっとだけホッと息を吐く。
澤村と東峰も横やりを入れずに雛が話し出すのを待っていてくれる。「あ、たまいたくて…その、ちょっと、やすんでも、いい…ですか、」ってぎゅっと目を瞑りながら小さな声で言えば「いいに決まってんべ!いつから痛かった?薬は?ちゃんと言えて偉いな〜!」って頭を撫でられて涙腺が緩む。
「お前だって、ウチの大事な選手の一人なんだからな。具合悪いのに、我慢する必要なんてないんだぞ」って澤村にも言われて「ごめ、んなさい」って謝っちゃう。「雛?謝んなくていいんだよ?ちゃんと自分で言えて偉いってスガも言ってたろ?」って東峰にも言われて安心でどっと痛みが増す。
「雛、こっちおいで。薬飲んでちょっと横になろう。ね?」って清水に手を引かれて体育館の隅っこに移動していく雛を見送りながら「いや〜甘えてくれるようになったよな」「アイツは甘えるの苦手だからな」「大地とスガが目一杯甘やかしてた成果でしょ」「いやお前も清水も大概だからな」って3人で笑って話してる。
怪我しても具合悪くても迷惑かけちゃうからって、頑なに自分から口に出す事がなかった雛がちゃんと自分たちを頼ってくれるようになったことが嬉しくてしみじみしちゃう3年ズと、自分達の所に来なかったことをジェラってる2年ズはいる。
薬飲んでちょっとだけ寝て復活した雛に「まだ座っとけよ。顔色悪いから」「ちゃんと飲んでるか?」「無理だったら言えよ。送ってくから」「そうそう。お前はすぐ我慢するからな」「人に迷惑かけて生きるくらいがちょうどいいんだよ」「まあ田中はそれがスタンダードだからな」「ちょっと??」って2年ズがわいわい絡みに行くから雛も笑っちゃうし(大事にしてもらえてるな)って嬉しくなる。
そんな様子を見て「まあ、アイツらがいるし俺らがいなくなった後も大丈夫そうだな」ってホッとしながら見守る3年ズがいて、やっぱりさすがだね。そういう姿を見て1年ズはマネは大事にするものって学んでいくからマネが重いもの持ってたり、何かあるとすぐに自分がやります!って言ってくれるようになるからとっても良い子。
3年の引退後に「最近、あの日向と影山が気遣ってくれるんだけど、私感動で泣きそう」って感動する雛はいるし「アイツらも成長したな〜」って笑う2年ズもいる。大人になってからも女の子に優しくする姿を見る度に「私が育てました」ってどや顔して「産んでねえじゃん」って皆にツッコまれてる雛もいる。