二人なら何だって楽しくなるね

ふらっと日本に帰ってきた西谷を毎回泊めてあげてる雛。迎えに行ける時は空港まで行ってあげるし、無理だとしても家の最寄り駅までは迎えに行く。「おかえり!」って両手を広げて飛びつけば軽々抱き抱えてくるくる〜って回って「おう!ただいま!」って笑う。

「これお土産な」って袋を渡されるから「気にしなくていいよって言ってるのに…でも嬉しい。ありがと」って受け取って中身を見れば「ねえこれ空港で買えるやつじゃん」「バレたか」「バレるでしょ」「夜食おうぜ」「ノヤが食べたいだけじゃん」って2人で笑いながら夜ご飯の買い物に行く。

「何食べる?」「肉!」「言うと思った。ハンバーグする?」「いいな!」「手伝ってね」「任せろ」って買い物を終えて家に帰ってくる。「ただいまー」「自宅か」「ぶっちゃけじーちゃんちより帰ってきてる」「じゃあ自宅も同然か」って言いながら西谷の荷物を部屋に置いて2人で順番に手を洗う。

「じゃあドキドキクッキングタイムと行きますか」「捏ねるのは任せろ」「切るのもやって?」「包丁なんか調理実習以外で持ってねぇけど大丈夫か?」「大丈夫じゃないけど教えるから一緒にやろ?」「分かった。あれだろ猫の手」「そうそう。それが出来れば百点」「楽勝じゃねーか」ってわいわいしながら材料を切ったり混ぜたりでハンバーグを作る。

フライパンに乗せたハンバーグのサイズが違いすぎて「え、ノヤってこんなに手おっきかった?」ってびっくりする雛に「まあ雛よりはデカいだろ、ほら」って手を広げて近付けてくるからぴたっと自分の手を重ねれば全然大きさが違うから「ほんとだ。ノヤ手おっきいね」って雛が笑う。

そんな雛の手をぎゅっと握り締めて「だろ?」ってニカッと西谷も笑うよ。完成したハンバーグを見て「俺が作ったとは思えねぇ」ってけらけら笑う西谷がいるから「そんなに難しくないでしょ?今度はノヤが何か作ってよ」って雛が笑えば「美味くなくても文句言うなよ」ってジト目で見てくるから「言わないよ。ノヤが作ってくれたらそれだけで絶対美味しいもん」って雛が無邪気に笑う。

「うめぇ!」「ね、おいしいね」って2人で笑い合いながらご飯を食べて「片付けとくからお風呂入ってきなよ。ゆっくりしてきて」って雛に背中を押されてお風呂に入る西谷だけど、シャンプーとかボディーソープの匂いが当然雛と同じでちょっとそわそわ。

でも温かいお湯といい匂いのする入浴剤のおかげでしっかりがっつりお風呂に入っちゃう。結構時間が経ってて慌てて部屋に戻ったらきょとんとした顔の雛に「どしたの?」って言われて「や、悪い。待たせただろ」って言えば「全然。ゆっくりして来てって言ったの私だし。むしろゆっくりできた?」って聞いてくれるから「…おう。ありがとな」って肩の力が抜ける。

「髪、乾かしてこなかったの?」「ほっときゃ乾くだろ」「ダメだよ。風邪ひくよ」って雛が洗面所に行ってドライヤー持って帰ってきて「はい、ここに座って。雛ちゃん美容室開業するから」って言うから大人しくそこに座る。ドライヤーの温かい風と雛の手がわしわし頭を撫でる感覚が気持ちよくて段々眠くなってきちゃう西谷がいる。

「ノヤ?大丈夫?」「ん、」って返事もぽやぽやしてくるから思わず笑っちゃう。乾かし終わった頃にはもう半分寝てるから「ノヤ、布団行こ?」って手を引いて寝室に連れてけば、半分目を閉じながら後ろを着いてくるから可愛くてまた笑っちゃう。

布団に入った瞬間爆睡してる西谷の髪の毛をぽふぽふ撫でて「おやすみなさい」ってふにゃっと雛が笑う。次の日雛が起きたらもう西谷がいなくて、リビングに行ったら「お、起きた。はよ」って手を上げて挨拶してくれるから「おはよお…」ってとぼとぼ歩いて西谷の隣にすとんと腰を下ろす。

「ほんとに起きてるか?」「おきてる…」「目開けろって」「あいてる…」って寝起きでまだぽやぽやしてる雛のほっぺをむにむにしながら「朝だぞー起きろー」って笑ってる西谷がいる。雛が完全に覚醒するまで2人で話をして「お、起きた」「ずっと起きてたし」「半分寝てたろ」「おきてたもん」「はいはい起きてた起きてた」って笑い合ってるよ。

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