2人だから乗り越えられる

雛がリエーフと付き合ってるIF。連日の疲労がピークに達して部屋のソファでぼうっとしてたせいでリエーフに呼ばれてることに気付かない。「雛さん」って横からひょこっと顔を覗き込まれて「う゛ッ、びっくりした…なぁに?どしたの?」ってニコッと笑いかけるけどリエーフの怪訝な顔は中々直らない。

「雛さん最近頑張りすぎじゃないですか?」って言ってくるリエーフに「そんなことないと思うけど…」ってほっぺを掻きながら答えれば「そんなことありますよ」ってリエーフの大きな手にほっぺをむぎゅっと包まれる。「今だって、俺が何回呼んでも気付いてなかったじゃないですか」って不満そうに頬を膨らませるリエーフに「ちょっとぼうっとしてただけだよ。ごめんね」って眉を下げて謝った雛が頭を撫でるけど納得してくれない。

ぶすっと不貞腐れたような顔で雛を抱き上げて自分の膝の上に乗せたリエーフがぎゅうううって雛を抱きしめながら「そんなに、俺じゃ頼りないですか」って小さな声で呟くから「そんなことない!」って堪らず声を上げれば「じゃあ、もっと俺の事頼ってよ。俺だって雛さんの力になりたいよ」っておでこをこつんと重ねられたら胸がきゅううって苦しくなる。

ぽつぽつと理不尽な上司への文句や無茶苦茶なお客さんの文句を口に出していく雛だけど話せば話すほどぽろぽろ溢れてきて一緒に涙まで出てきちゃう。「ぅ、〜ッ…」って唇を噛み締めて泣くのを我慢しようとする雛の目元を優しく拭って「泣いていいよ、雛さん。いつも頑張ってて、偉い偉い」って頭を撫でてくれるリエ-フに呆気なく涙腺崩壊。

ぼろぼろ、ぼたぼた涙を流してリエーフの服を握り締める雛をずっと抱きしめて何度も偉いねって頭を撫でて、優しくキスを落としてくれるリエーフに甘えてガッツリ泣いてしまった雛が「……ごめん。私の方が、年上なのに…情けないとこ、見せちゃったね」って眉を下げて言えばリエーフがきょとんとした顔で目を瞬かせる。

「?恋人を甘やかすのに年齢関係無くないですか?」って言われて「ん゛…っ、まあ、そう…なんだけど、」って言葉に詰まれば「俺は、雛さんがこうやって泣いてくれると頼られてんなって嬉しくなるからもっと泣いて欲しい…っていうと俺やばいヤツみたいじゃないですか!?」って1人で騒ぎ出すから「ぷっ…あっははは!」って声を上げて笑っちゃう。

それからリエーフの頬に手を添えて、触れるだけのキスをリエーフに送って「ありがとう、リエーフ。だいすき」って雛が微笑むから「俺も、雛さんだいすき」って嬉しそうに笑ったリエーフとゆっくり唇が重なる。2人なら何だって乗り越えられるって本気で思えた瞬間だね。

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