木葉とクリスマスに出かけることになった雛。服装に迷って白いふわふわの生地のワンピースを選んだものの「…狙いすぎ、だよね…?」ってギリギリまでもだもだしてる。その結果待ち合わせに遅れてしまって駆け足で向かうんだけど、待ってる木葉がカッコよすぎて近付けない。
(か、かっこいい〜〜ッ…!)ってきゅんきゅんしてたら顔を上げた木葉と目が合ってビクッと肩が跳ねる。ぽかんとした顔でこっちを見る木葉に恐る恐る近付いて「ご、ごめんなさい…遅くなって…」って謝ったらいきなり抱き締められて「……うん。平気…平気なんだけどさ…」って木葉がもごもご何か言ってるから首を傾げちゃう。
「木葉さん?」って声をかけたら「なんで、そんな可愛い格好してるんですか」って言われるから「ぅえっ、えっ…あ、かわいい…ですか…?」ってゆるゆる頬を緩ませながら呟けば「可愛すぎて、ビビったんだけど」って益々きつく抱きしめられるから嬉しくてぎゅっと背中に腕を回す。
「えへへ、うれしい」って笑う雛に木葉は心臓ぎゅんぎゅんさせながら何とか雛から離れて、もう一度上から下までしっかり見てから口元を手で覆う。「あのね、木葉さんに可愛いって言ってもらえるかなって考えてたら遅刻しちゃったの」って寒さからなのか照れてるからなのか頬を赤くしながら雛がふにゃっと笑うから「そんなの許すに決まってんじゃん…」って木葉が堪らずしゃがみ込んじゃう。
可愛いって言ってもらえるか不安でしょうがなかった雛だけど、木葉が本気で可愛いって思ってくれてるって分かったらもう雛のペースになっちゃうね。頭を抱えるようにしてしゃがみ込んだ木葉の向かいにしゃがみ込んで「でも、木葉さんもかっこいいからどきどきしちゃう」ってイタズラっ子みたいにくふふって雛が笑うから「ほんと、ちょっともう喋んないで…」って木葉の方が白旗あげちゃう。
「木葉さん、顔真っ赤だよ」って頬をつついてくる雛に「寒いからです」って返せば「じゃあ手繋ぐ?あったかくなるよ」って手を差し出されるから「ほんと…勘弁して…」ってずっと雛のペース。でもいざ手を繋いで歩き出してご飯食べてイルミネーション見て…ってやってると当然木葉も落ち着いてくるから、そうなったらあっという間に木葉のペースに変わっちゃう。
「雛ちゃん、こっちおいで」って後ろからぎゅっと抱き締められて「…人いっぱいいるから…!」って逃げようとするんだけど「周りも皆カップルだし平気だって。ほら、皆やってんじゃん」って言われて「ぁ、あぅ…」って顔赤くして大人しくなるから「顔、赤いよ」って今度は木葉がイタズラっ子みたいな顔で雛の頬をつつく。
「さ、さむいからだし…!」って真っ赤な顔で返してくる雛に「んじゃ、もうちょっとくっつかないとだな〜」ってけらけら笑いながら抱き締める力を強める木葉がいるからラブラブバカップルで雪も溶けちゃうよ。