雛が大人になって澤村と付き合ってるIF。昔からずっと名前で呼んでたから違和感無かったんだけど「まださん付けなの?呼び捨てすればいいのに」って清水にくすくす笑われて呼び捨てはハードル高いから試しに…って思って「大地くん」って呼んでみる。
「大地くん、ご飯できたよ」ってしれっと呼んだらテレビ見てた澤村が「おー…ん…?」ってびっくりしたように目を真ん丸にして固まるから、何となく澤村の方を見れなくて「早く食べないと冷めちゃうよ〜」って知らん顔してたら「あ、うん…そ、そうだな…」って普通に椅子に座って上の空で「い、ただきます」ってご飯食べ始める。
キッチンに戻りながら「大地くん、何飲む〜?」って声かけたらガタガタッって椅子から勢いよく立ち上がった澤村がずんずん近付いてきて「やっぱり、名前呼んだよな?」って言ってくるから「……昔から、ずっと名前で呼んでますよ」って返したら「そうじゃなくて…!今までずっと、さん付けだっただろ」って言われる。
「…やだった…?」って恐る恐る澤村を見上げたら真っ赤な顔で「〜〜ッ嫌なわけないだろ…!ほんと、おま…っはぁぁ…」って思い切り抱き締められるからどきどきしちゃうね。「何でそんな急に…」ってちっちゃい声で呟いてるから「……潔子さんが…呼び捨てしたらいいのにって、言うから…」ってぽそぽそ返せば「清水か…!」って嬉しさ半分、悔しさ半分、みたいな声を出すから首を傾げちゃう。
「呼び捨て、しないのか?」って雛を抱きしめたまま澤村が聞くけど「呼び捨ては無理!!怒られる!!」って声を荒らげるから「誰にだよ」って思わず吹き出して笑っちゃう。「じゃあ、今だけ。呼んでみてよ」って体をちょっと離して雛のほっぺを手の甲ですり、って撫でれば、ぽぽっと頬を赤くした雛が「……いまだけだよ…?」って念を押すから「うん。今だけ」ってまた頬を撫でる。
何度か口をぱくぱくさせてからきゅっと口を結んで「じゃあ、その……だ、だいち、?」って恥ずかしそうに言うから澤村の心臓どこどこ音立てちゃって大変。「……これは、ヤバいな」って口元を押さえてしゃがみ込んじゃう澤村に「な、なに…!なんで…!」って雛がわたわたすれば「雛は何にも悪くないよ。でも、たまには呼び捨てで呼んで欲しいかも」って澤村が下から見上げるように雛を見てくるから、今度は雛の心臓がきゅんきゅんしちゃって止まらなくて「……たまに、なら…」って真っ赤な顔で頷く。
ぽわぽわした雰囲気に耐えきれなくなった雛が「〜〜ッご飯!ご飯食べよ!ご飯!」ってばたばた飲み物を準備してキッチンからリビングに戻ってくからその後ろ姿を見てくすくす笑っちゃう澤村がいる。後日、田中を通じてさん呼びを辞めたことを聞いた清水の元に澤村からお礼のメッセージが届くから清水も声上げて笑っちゃうね。