「ほんとに有名人だねぇ…」
「それくらい、別に…」
「あーあ私の可愛い藍が有名人になっちゃったー…」
「わっ、ちょっと…!」
「寂しいよー…」
「別にお姉ちゃんのとこからいなくなった訳じゃないじゃない…」
「それでも遠くなった感あるじゃん?」
「それは…そう、だけど…」
「でもこうやってくっついてられるから嬉しいよー」
「先にくっついてきたのはお姉ちゃんじゃない」
「まぁねー…はぁ…藍可愛い…」
「なっ…!急に何言って…!」
「はいはい、照れない照れない」
「照れてない!」
「ふふ、わかったわかった」
「もう…」
「ねぇ藍…今度のお休みは一緒にお出かけしようよ。好きなとこ連れてってあげる」
「好きなとこ…どこでもいいの?」
「藍とお出かけできるように車の免許、取ったの」
「……水族館」
「藍ちっちゃい時から水族館大好きだったもんね。いいよ、水族館行こ」
「ほんとにいいの?」
「なんなら私がお金出すよ」
「なら私がお姉ちゃんの分のお金、払うから」
「あははっ、ありがとう」



.







(普段はツンツンデレくらいの木虎ちゃんがお姉ちゃんの前だとデレばっかり、とか嬉しいなあなんて。木虎ちゃんは動物園より水族館が好きそうだな、って思って。外では絶対お姉ちゃんなんて呼ばないけど家だとお姉ちゃんって呼んでたら可愛いなあって。

黒髪ストレートロングのつり目美人。身長165cmの20歳大学生。年が離れていることもあってお姉ちゃんは妹が可愛くて仕方ない。妹もお姉ちゃん大好きでやっぱりお互いシスコン。)

2016/12/24 執筆


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