「秀次!」
「梓…」
「お姉様とお呼びっていつも言ってるでしょ!」
「いっ…!離れろ!…何しに来たんだ」
「今日は買い物行くから学校に迎えにいくね、って言ったよね?」
「…あぁ」
「絶対忘れてたな、今思い出しましたみたいな顔しやがって」
「忘れてたわけじゃない」
「はいはい。で?後ろの子は?友達?」
「…クラスメイトだ」
「チームメイトだろ。どーも、米屋陽介でーすっ」
「秀次の姉の梓です。いつも秀次がお世話になってます」
「陽介の世話になんかなった覚えはない」
「何でそういうこと言うかなぁ…」
「秀次、お姉さんと買い物行くんだろ。俺先に本部行ってるからな」
「あぁ、わかった」
「じゃーな」
「いい子だねー、米屋くん。どうやって友達になったの?」
「関係ないだろ」
「まあ…でも、大事にしなよ」
「…?」
「いなくなってからじゃ遅いから」
「…わかってる」
「さーてと!今日は思いっきり買物するから荷物持ち、よろしくね」
「そのために呼んだのか?」
「まさか!秀次の服もちゃんと買ってあげるから」
「…はぁ。さっさと行くぞ、姉さん」
「〜っ!あー!もう!秀次のバカ!」
「腕を組むな、離れろ」
「今日だけ今日だけ!」



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(若干シリアス気味な、三輪姉弟。原作に出てくるお姉さん、梓お姉さん、秀次の三人姉弟設定。この後、着せ替え人形になる秀次とか。恐ろしい量の荷物を持たせられる秀次とか。

秀次と同じ黒髪で肩甲骨くらいまでの長さの髪。身長は165cmで、18歳で秀次の1個上。実は進学校に通っていて頭が良い。)

2016/12/27 執筆


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