「あ〜負けたあ〜!悔しい〜!」
「このタイプのゲームはちっちゃいころから苦手だもんね」
「だって連鎖とかわかんないも〜ん」
「教えてあげるからもう1回やろ?」
「おつかれさ、ま…でー…す」
「あ、出水くんだ〜」
「柚宇さん…双子だったの?」
「違う違う、お姉ちゃんだよ〜」
「国近梓です。いつも柚宇がお世話になってます」
「あ、こちらこそ…」
「出水くんはね〜うちの天才射手なんだよ〜」
「天才!すごいねぇ、出水くん」
「あ、ありがとうございます?」
「出水くんは?何歳?高校生だよね」
「17、です」
「わぁ!若い!柚宇より年下なんだね、私なんかもうおばさんだよ〜」
「え〜お姉ちゃんでおばさんだったらお母さんは?」
「私が結婚して子供が出来たらおばあちゃんになるね〜」
「お姉ちゃん結婚するの?」
「まさか!まだ柚宇とこうやってゲームしてたいもん」
「柚宇も〜!お姉ちゃんとまだゲームしたい!」
「ふふ、ありがとう。そうだ、出水くんも一緒にどう?」
「へっ、俺?」
「なんかパズルゲーム得意そう」
「出水くんね〜パズルゲームは上手だけど格ゲーは下手なの」
「そうなの?天才射手なのに?」
「えっそれ関係ある、のか…?」
「お姉ちゃん人のことからかうの大好きだからあんまり間に受けないで〜」
「は、はぁ…」
「出水くん引いてるじゃん!柚宇ってば、変な事言わないでよ!」
「ほんとのことだも〜ん」



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(パズルゲームは『TE○RIS』とか『ぷよ○よ』みたいなやつ。柚宇ちゃんは頭使う系ゲームはあんまり得意じゃないけど格ゲーは得意で、お姉ちゃんはその逆みたいな。この後やったパズルゲームで「うわぁ…さすが柚宇さんのお姉さん…」って出水が思ってたり。

柚宇ちゃんより少し薄い赤茶色っぽいボブヘア。柚宇ちゃんより2歳年上の20歳だけど身長がちっちゃい事もあって二人で歩いてたら高確率で双子と間違えられたり。話し方や態度は温厚だけど、怒るとすごく怖い。)

2016/12/20 執筆


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