「よー、緑川」
「珍しいな、誰か待ってんの?」
「まあね。てかいずみん先輩とよねやん先輩は何してんの?」
「いやー、別に?」
「暇だから歩いてただけだよな」
「なにそれ、超暇人じゃん」
「お?なんかめっちゃ美人きた」
「どれどれ?お、マジだ超美人」
「あ!来た!」
「えっ緑川の待ってる人ってあの美人?まじかよ」
「うおっ抱きつきやがった、なんて羨ましい奴だ」
「ちょっと駿歩きにくいんだけど」
「えー!」
「じゃあほら、手繋ご?」
「いいよ!」
「ちょっと待て」
「わっ、!何すんのさ!いずみん先輩!ちょ、よねやん先輩までなに!?」
「あの美人は誰だ、てかお前の何!?」
「普通にビビったんだけどお前何者?」
「駿?友達?」
「俺の先輩!いずみん先輩とよねやん先輩!」
「あー、出水公平っす」
「米屋陽介でーす」
「緑川梓です。いつも駿がお世話になってます」
「…緑川?」
「ってまさか…」
「うん!俺の姉ちゃん!」
「「ええええ!!?!?」」
「緑川の姉ちゃん!?」
「超美人じゃん!?嘘だろ!」
「嘘じゃないよ!ねえ!姉ちゃん!」
「ん?なに?」
「姉ちゃんは俺の姉ちゃんでしょ!?」
「そうだよ?どうしたの、急に」
「ほら!だから言ったじゃん!」
「そういう意味じゃねぇ!」
「じゃあどう言う意味!」
「三人とも、仲良いねぇ…」



.







(バカ2人出したの失敗か…?と思わざるを得ないほどに絡みの少ない緑川姉弟。お姉様はそうでもないけど駿の方はとことんシスコン。手繋ぐ、腕組む、抱きつく、は日常茶飯事、通常運転。お姉様も満更でもない。

毛先にカールのかかったロングヘア。駿と同じ茶色の髪。身長160cmの18歳、高校三年生。実は荒船達と同じ学校だったり。何だかんだで弟可愛い、なブラコン一歩手前)

2016/12/23 執筆


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