もう二度と元の世界に戻ることが出来ないことが確定してしまった監督生に皆が何て声をかけたらいいか分からなくて困ってるのを察して「そんな気はしてたんだよね!まあ無理なものは無理だし、しょうがないでしょ!そんな顔しないでよ!」って笑って見せた監督生の本音を引き出して泣かせてくれるツイステ男子の話。
膝を抱えて蹲る監督生に「迎えに来たよ、監督生氏」ってイデアが声をかける。微かに肩が揺れるけれど顔はあげてくれない監督生の前にしゃがみ込んで「顔、見せてくれないの」ってイデアが呟くと涙に濡れた瞳と視線が交わる。「やっぱり泣いてる」って言いながら小さく笑うイデアのせいで監督生の目に益々涙が浮かぶ。そんな監督生の頬を大きな手で包んで「元の世界と行き来できる装置は…その、成功するか分かんないけど、とりま作ってみるからさ。そんなに泣かないでよ、ね?」って小さい子に言い聞かせるようにこてんと首を傾げたイデアの慣れないながらも頑張ってくれた優しさが嬉しくてぼたぼた涙が溢れてきちゃう。
「監督生、さん…?泣いてる…?」って首を傾げたオルトに泣いてないよって笑って返した監督生だったけど「嘘は良くないよ。だって、監督生さんは嘘を吐く時、必ず目を逸らすんだ」って言われてギクリと肩が跳ねるからそういうのは気付いても言わないんだよ、って泣きそうなのを必死に我慢しながら呟く。「どうして?僕は君が泣いている時にそばにいてあげたい、泣かないで欲しいって思ってるよ。知らないフリをする優しさもあるかもしれないけど、今は違うと思うな」って手を握ってゆっくりと言い聞かせるように言ったオルトに我慢できずに涙が溢れ出して、優しく抱き締めてくれたことに甘えて泣いてしまう。