彼のなんだか様子がおかしい。そんな時はありませんか?
その場合はプロポーズの時です。
やたらソワソワして、チラリとこちら見てきます。何か言いたげでも声をかけてはいけません。心の準備をしています。話しかけると余計にややこしくなります。
気にせず家事をしましょう。
そして、大変動揺しているので優しくしてあげましょう。
「……おい、名前」
『どうしたの?』
ぶっきらぼうに話しかけられても、こちらまで動揺しないようにしましょう。飛雄君はやる時はやる男です。信じましょう。
「俺と……、結婚、…して、ください」
珍しい敬語に笑ってはいけません。至って真剣です。タイミングもムードもそれらしいものは一つもありませんが、気にしないようにしましょう。
視線は交わりませんがそれでいいのです。何故ならば緊張している飛雄君を見ている私も恥ずかしくなってくるからです。
『…はい、喜んで』
「っしゃあ!!」
心底嬉しそうに返事をすると飛雄君は抱きしめてきます。照れ隠しでしょうけど、もう手遅れです。
あまりの嬉しさに涙が出てくることもあるでしょう。彼は泣くほど嬉しかったのかと思い安心します。思う存分泣きましょう。
『…結婚したら影山だね』
「そうだな、…ぜってー幸せにしてやる」
一度結婚すると決まったら離してくれませんので注意してください。
『今でも十分幸せになのに』
「…もっとだ!」
『ふふっ、うん!』
結婚するかといって今までの生活に大きく支障をきたすわけではないので安心してください。ただし、これまでよりも少し独占欲が強くなります。
あとは愛される覚悟をしましょう。