ぼんやり、世界がまわる
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___君はこの世界をどんな風に目に映すのだろう。
空は高らかに、風は涼やかに吹き、川はせせらぎ、花は柔らかに揺れる。これだけを見ればきっととても美しく思うだろう。
でも、この世界はこれだけじゃあないんだ。君は何と思うのだろう。どれくらい驚くのだろう。
_ひんやり。
おでこが少し冷たくて気持ちい。
顔に集まっている熱のせいだろうか?
すごく暑くて寝苦しい。風邪をひいてしまったのかもしれないなぁ。
…あれ?
そういえば、私はいつの間に寝てしまったのだろう?
ついさっきまで友達とカフェでお喋りしてたような気がするんだけど……。
夢だった?それとも友達と別れて家に帰って眠った?
もしそうだったら、覚えてないなぁ。
なんて考えながら目を開けた。
_ぱちり
「……っ」
「……お?起きたか、このやろー。ったく」
_茶色。
私の視界にその色が映る。
いきなりのことで少し驚いてしまった。
その茶色が今、自分を覗き込んでいる人の瞳だということに気づき更に驚く。
この人誰だろう。
顔つきから多分外国の人だろうけど。
綺麗な人だな、これが所謂イケメンと言うやつか…。
なんだか見たことあるような、ないような…。
「あの、えっと……。」
何か言葉を紡ごうと口を開くが、何を言っていいか分からず口篭る。
そういえば私はこんな高い声だったっけ。
それに視界に映る髪の毛が茶色いような…。
窓から射し込んでる陽の光のせい?
ぼんやりとそんなことを考えていると、
「お前、モンスターの攻撃くらって気絶したんだろ?」
はい?…モンスター!?
何そのゲームやアニメとかでありそうな話。
私、モンスターなんか見たことないし、攻撃なんて勿論くらってないです…!
「え、え?」
「誰が看病すると思ってんだフェリシアーノ、コノヤロー」
私の困惑をよそにそう続ける目の前の人。
いやあの、フェリシアーノって誰ですか?私、そんな名前じゃないです。
「……。」
「心配させんなっての!」
かわいい。
少し頬を染めて目を逸らした目の前の人。
ツンデレか…、ツンデレなのか!?
……ってそうじゃなくて!
「あのー」
「なんだよ?水か?」
「そうじゃなくて、ですね…。」
「……」
さて、ここはなんて言うべきか。
数秒悩んだ末、言葉をゆっくりと紡ぐ。
「こ、ここはどこですか?あと、その…あなたは誰?」
「……は?」
よし、よく言った自分。
「何言ってんだ、コノヤロー!頭でも打ったのかよ」
「いや、だから……」
「じゃあ、俺の名前言ってみろよ」
だから知らないって言ってるじゃないですか!
絶対冗談だと思ってるでしょ、この人。
「……分かりません」
「冗談はいいから」
「知りません!」
「……」
「……」
めっちゃ凄い形相でこちらを見つめる彼から目を逸らした。
怖い、怖いよぉこの人!!
(…チギィィイ!!)
(ひぃぃい!!)