春を忘れていく君の心
ゆっくり純情に溺れて
2人の影は繋がらないね
頬を星が流れたなら
ふわり、優しく触れないで
せめて残酷に、安らかに
失くしたものは埋めてあげるから
どうせ今夜しか食べられない
背伸びして、苦しい
ゆめうつつが目蓋を撫でてく
-1℃の指先
凍える夜を抱きしめて
昨日に繋ぎ止めにやってきたの
遍く空に捨てられたのね
不揃いに流されていこう
夜の痛みに溺れないで
1人で生きるには涙が足りない
ずっとを求めさせて
永遠の最適解
この苦しみだけを刻みつけるから
また僕の心に落っこちてきて
食らいつく、ぐらぐら
手探りで探す明日なんていらない
君は世界に見放されたんだって
まったく君は運が悪い
早く明け方の匂いなんて忘れて
左胸の音だけ正直さ
覚めない夢で死にたいでしょう?
◇◆◇
*遍(あまね)く:全てに行き渡るさま。隅々まで。