修学旅行

「ねー、良樹くん。鬼邪高って修学旅行ってあるの?」

村山がいつも座っているソファに腰かけ問いかけた。

「あー、どうだったけ。あったかもしれないし、なかったかもれねー。なんで?」
「行きたいなーって思ったんだけどやっぱりないのかな」
「マコはどこ行きたいんだよ」
「やっぱり夢の国!京都とか行きたいけど夢の国がダントツ!」
「そこなら日帰りで行けんじゃん。今度の休み行くか?」
「いいの?!やったー!」

約束だよ!と言いマコは教室へ向った。
平日が終わり待ちに待った休日がやってきた。

「おはよ、良樹くん!準備しよ!」

掛け布団にくるまっている村山から布団をはがしカーテンを開ける、朝日が入ってきてまぶしいのか逃げるように寝返りを打った。

「起きて―良樹くーん」
「…はよ。…飯…」
「おはよー。トーストと目玉焼きでいい?」
「おう。」

2人でリビングへ降りて、マコは朝食の支度を始めた。

「…マコのスウェットさ、俺のじゃね?」
「うん。昨日洗濯したら乾かなかったから借りた。」
「そっか。そういえば今日私服?」
「そうしようかなって思ってるけど良樹くんは?」

出来上がった朝食を机に並べいただきますをしてから食べ始める。

「制服。私服あんま持ってねーし」
「えっ?!それなら私も私服で行く!」

決まり、という風に席を立ち片づけをし、支度を始める。マコは普段あまりしないメイクをしてリビングへおりた。

「良樹くん支度早い」
「そうか?…今日メイクしてんの?」
「うん、どうかな…?」
「似合ってんじゃん。じゃ、行くか」

玄関を出て手を繋いで夢の国へ向った。
色々なアトラクションに乗ったり、パレードを楽しんだり記念撮影をしていつの間にか日が沈み始めていた。

「楽しかったー!」
「今日一段とはしゃいだな」
「だって珍しく2人っきりだったんだよ?しかも夢の国だったし!」
「それもそうだな。」
「ね、来年も一緒に行こうね」
「おう、来年も。約束な」
「うん!」

また仲良く手を繋ぎ、帰路へとついた。