放課後デート
「おーいマコ、今日の夕飯ファミレスな」
最後の授業が終わったところで村山が教室に入ってそう言った。
「今日の夕飯は良樹くん担当だからファミレスでもいいけど、なにかあった?」
「先公に宿題出されてさー、やんないと卒業って言われたからやんないといけねーんだよな」
「良樹くんの部屋机無いもんね。古屋と関ちゃんも一緒なの?」
「マコとデートじゃダメ?」
「良樹くんと、デート…楽しそう!いいよ、2人で行こ!」
マコはそう言って荷物をリュックに入れ村山と手を繋いでファミレスへ向った。ついたファミレスには関と古屋、そしてなぜか轟が居て村山に気付いた関が「村山さーん!」と呼んだ。
「…お知り合いでしょうか?」
「関ちゃんうるさ」
店員が確認しているところに関がやって来て「一緒に座りましょうよ!」と言って村山とマコの背中を押した。
「今日マコと一緒にいる予定だったんだけど、あと関ちゃんうるさい」
「ずっと気になってたんですけど、2人って付き合ってるんですか?」
「付き合ってないよ、なんで?」
「いや、だって手」
「轟、気にしたら負けだ…」
古屋が轟にそう言い、関を追加で持ってきてもらった席に座らせ、ソファ席に村山とマコが座った。
「すみませーん。ドリンクバー2つ追加お願いします」
「かしこまりました」
「お前ら何か頼んだ?」
「関がなんか沢山頼んでたぞ」
「そっか、じゃぁ以上で」
ドリンクバーの場所を店員に教えてもらい、村山とマコは飲みものを取りに行った。
「俺が入れてやろうか?」
「いい!いつも変なの混ぜるじゃん」
「今回は大丈夫だって」
「そういって前はメロンソーダと烏龍茶とカルピス混ぜたじゃん」
なんとか村山の特製ドリンクを回避し席に戻ると沢山の料理が並べられていた。宿題のプリントが置けなくなるほど。
「関ちゃん頼みすぎじゃね?」
「そういえばなんで轟くんも居るの?」
「宿題やるから教えてくれって言われて連れてこられたんだよ。マコは?」
「良樹くんの宿題兼デートだよ」
「…そうか」
その後関の注文した料理を平らげ5人は宿題に取り掛かった。轟と古屋は難なく終わり、マコはところどころ教えてもらいながら終わらせた。
「ねー、古屋の写していいー?」
「村山、それはダメだろ」
「古屋のケチ。マコの見せて」
「いいけど宿題違うよ?」
マジかよー。と愚痴をいいつつもなんとか終わった。関はと言うと食べて眠くなったのか最初に脱落していた。関ちゃんは卒業かな。と憐みの視線を送り、4人はドリンクを飲みながら談笑した。