あつい。あつい。溶けそう。
じっとり汗をかいて気持ち悪いのに魈さんが抱きしめて離してくれない。ナカがじんじんする。あつい。熱でぼーっとする。挿れてからじっと私の中に居座る魈さんのものに、愛液と膣壁が絡みついてねえ構ってって甘えてるのにずっと無視されてる。
切ないお腹に熱の塊を焼き付けられて、カタチを覚えさせられてるみたいだ。あつくて、びりびりして、脈拍が落ち着かない。ずっと息が上がってる私の背中を魈さんはさすってくれるけど、触れられたところが火傷したみたいに熱くなって、どんどん身体がおかしくなっていくのがわかる。
「しょぅさん、ごめんなさっ♡わたし、身体がッ♡」
「……我も同じだ」
きゅっと握られた魈さんの手が焼けるように熱くてびくりと身体が跳ねる。欲で熱っぽい眼差しにスッと射抜かれて、猛禽類に狙いを付けられたように心臓が小さくなる。それにつられてナカも魈さんのをきゅぅっと締め付けてしまって、魈さんの眉間にシワが寄った。ぁ、かっこいい……♡耐えるように眉間にシワを寄せて小さく息を吐く姿にきゅんとする。
見惚れている不意にとぱちりと目があって、首筋に頭を埋められる。ほぅ、と熱い息を掛けて舌を這わされて顎の方まで魈さんの唇が上がってくる。くすぐったい。ん、んっ♡と自分の声じゃないみたいな甘く媚びた声が漏れる。耳の裏側を熱い舌でべろりと舐め上げられて背筋がぞくぞくする。舐められている耳と反対側の耳のふちを指でそっと撫でられて力が抜けた。
そのまま回り込まれて、耳に魈さんの息が掛かって膣をきゅんきゅんさせていると、こらっと咎めるように耳たぶを甘噛みされて余計魈さんのを締めつけてしまう。
「ンっ♡魈さん……♡」
「…………、〇〇」
「ぁッ♡なまえ、名前よぶのだめっ♡」
長い年月が経って、この世で知っている人は魈さんしか居なくなってしまった私の名前。頻繁に呼ばれる訳じゃないから、たまにこうして呼ばれると胸がぎゅうっと締めつけられてどきどきする。こんな、こんな時に耳元でそんな色っぽい声で呼ばれたら心臓が爆発してしまいそう……♡名前を呼ばれただけなのに身体のいちばん奥をゆっくり撫でられるような、魂を直接愛撫されるような感覚に陥ってふわふわ気持ちいい。身体中の神経を魈さんにゆっくり撫でられてるみたい……♡♡
耳に唇をぴったり押し付けられて愛おしそうにゆっくり名前を呼ばれると思考も身体もどろりと溶かされて息がとまる。名前、呼ばれただけで甘イキしちゃ……ッ♡♡♡
ぞくぞく震える腰を逞しい腕でぎゅっと抱かれて固定されては快楽が逃がせなくて、身体の深い内側から襲いくる快感にされるがままだ。
「ふっ、ぁ゛♡♡ゔ〜〜〜ッ♡♡♡」
「……は、ッ」
「ぁっ♡ご、ごめんなさっ♡♡イッちゃっ♡」
ナカにある魈さんのものを必死に締めつけて、魈さんから苦しそうな吐息が漏れる。余韻でびくりと跳ねる私の身体を力いっぱい抱きしめられて、ナカにある魈さんのがびくびくして、ぁ、魈さん我慢してるんだ……♡♡視界を上げると魈さんの首筋に汗が伝うのが見えて、美味しそう……果実から溢れた露みたい、甘そう。身体が勝手に魈さんの首筋を伝う汗をぺろりと舐めていたようで、びくりと反応した魈さんに耳元で「煽るな」と低い声で言われてきゅんとしてナカを締めてしまっていつもより熱い吐息を耳に吹き込まれた。