三日目_B

 魈さんの足元にしゃがみ込んで、まだ勃ちきってないそれをそっと握る。魈さんのを驚かせないように、舌を這わせる前にゆっくりはーっと息を当てて口内の温かさを意識させてから唾液を絡めて滑りを良くした舌を根元から這わせる。少し舐めてからちゅっちゅっと唇を押し当ててキスして、を満遍なく続けているとカリにたどり着く頃には完勃ちしてくれていた。魈さんが私に興奮してくれているのが目に見えてわかるから、勃ちきる前からこうして舐めたりキスしたりするのが大好きだ。本当は毎回したいけれど、魈さんはまだ舐められる事に抵抗があるようでお願いした時しかさせてくれない。それでも最近は少し慣れてきたみたいで、私が好んで喉元まで咥えるのをあまり強く言ってこなくなった。
 手の中でぴくぴくと血管を浮かせる魈さんのそれはカリでよくくびれていて、いつもこれで魈さんにされているんだと思うとお腹の奥がきゅ♡と疼く。魈さんのに見惚れていると、するりと頬を撫でられて唇を親指でなぞられる。キスしたいのかな、と思って魈さんを見上げると月明かりに照らされた瞳と目が合った。そのまま無言で頭を撫でられて髪で遊ばれるので、体勢を前にしてから魈さんのものを口に含む。
 先程から少しだけ先走りが出ていたけれど、口内で先を舌でゆっくり舐めるとこぷりと沢山出てきた。ちゅっと軽く味わってから、唾液と先走りを絡めて少しずつ根元まで咥えていく。カリのくびれに唇を押し当てるようにきゅっと口を窄ませたり、半分くらいまで口内に入ったら上顎のつるつるしたところと魈さんの先のつるつるしたところを擦り合わせて感触を覚えさせるようにしたりして動く。
 はぁ、と口内で息を吐くとびくりと震えてかわいい……♡段々と苦しくなってきて、こつりと魈さんの先と私の喉の柔らかい肉がぶつかったのがわかった。喉に当たった反射で身体が勝手に跳ねて喜ぶ瞬間がすごく気持ち良くてやめられないんだけど、魈さんは何度話してもこれをわかってくれないのだ。
 魈さんの体液から仙気が流れ込んでくるのと、口にいっぱい頬張って口内が熱いので柔らかくなった舌をべったり魈さんのに這わして、血管の筋まで愛撫するように唾液を絡ませる。こつこつと喉奥に魈さんのを当てに頭を動かしていると、絶頂が近いのかびくびくと震えてくる。
 魈さん私の口でイキそうなんだ♡♡その事実が嬉しくて、喉奥の柔らかいところをもっと魈さんに味わって気持ち良くなってほしくて、ぐぷっとより一層奥まで咥えると焦ったような魈さんの声が聞こえた後にどぷりと精液が大量にでてくる。
 魈さんに頭をやんわり固定されて、それを引き抜かれると私の唾液と魈さんの精液が混ざったのがこぼれ落ちる。勿体無いな……と思いながら、魈さんの割れた腹筋が上下しているのをぼんやり見つつ口に残った精液を舌に絡めて遊ぶ。昨日一昨日と魈さんも我慢してたんだろうか、いつもより量が多い気がする。こくこくと数回に分けて飲み込むと、精液の味よりも仙気の供給の多さで頭がさっきみたいにふわふわしてくる。
 寝る直前みたいな微睡みのような、湯船でゆっくり温められるような、幸せなふわふわ。思考をどろりと溶かされてうっとりしていると、魈さんに顎に手を添えられて、「飲んだのか」と聞かれる。
「はぃ……! 全部飲みました」
「………………」
「お掃除もしますか?」
「いい、……それよりお前の方も見せてみろ」
 口を開けて全部飲んだ事を伝えるとなんとも言えない微妙な顔をされた。さりげなくもう一回を断られてショックを受けていると脇に手を通されて魈さんの膝の上に連れていかれる。
 なんだろう、と思っていると股の間に魈さんの節くれだった指が入り込んでくちゅりと音を立てる。
「んっ……♡ぁ、魈さん♡」
「なんだ」
「ゃ……ッ♡ぅ〜〜〜っ♡ゆび、ぁう♡」
 相当濡れていたんだろう、入り口を少し慣らしてからぬぷぬぷと魈さんの指を入れられる。指一本だけで出し入れを繰り返されて、二日間焦らされたそこは物足りなさに震えてもっともっととはしたなく締め付けてしまう。魈さんのを舐めて興奮してたのは事実だけど、こんなに濡らしてるとは思ってなくてヘンタイみたいでとても恥ずかしい。勝手に出る声を抑えようと口に手を当てようとすると、昨日と同じように魈さんにキスされて出来なくなる。魈さんも興奮してるのか舌がすごく熱くてよく絡んで気持ちいい。
 舌先を吸われると同時にクリトリスを愛液で濡れた指でゆっくりと撫でられて、キスされながら簡単に甘イキしてしまう。きゅうきゅうとナカを締め付けてもそれは指一本だけで、さっきまで口の中にいた魈さんのがそこに欲しくて欲しくて堪らなくなる。ゆっくりと引き抜かれる指に寂しさを感じて腰を揺らしていると、よっぽど物足りない顔をしてしまっていたのか魈さんによしよしと頭を撫でられた。
 あした、も挿れちゃだめだけど、今日より出来ると思えば……。疼くお腹の奥にもう少しだから、と言い聞かせると同時に最終日にこれが解放されるとどうなってしまうんだろう、と少し怖くなった。

backnext