水戸 洋平

「あ、水戸君…。」
「あれ、薔薇子ちゃん?珍しいね、体育館に来るなんて。」
「うん……。」
「あ、もしかして薔薇子ちゃんも誰かを見に来たの?」
「え、私も、って?」
「俺は花道。あそこにいる親衛隊と晴子ちゃんは流川だよ。」
「し、親衛隊?流川君の?」
「そう。あれ、知らなかった?」
「知らなかった…。凄い人気なんだね、流川君って。」
「薔薇子ちゃん、同じクラスなのに?」
「うん。いつも寝てるし、授業中は居ないから。」
「はは、確かに!」
「水戸君は桜木君の応援しているんだ。優しいね。」
「まぁ、花道の奴、時々とんでもね―ことするからな。」
「そうなんだ、桜木君も凄いんだね。」
「で?薔薇子ちゃんのお目当ては誰なの?」
「あ、私は、その……、」
「うーん、三井さんとか?いや、案外メガネ君だったり。」
「わ、私は、…その、ここに来れば会えるって聞いて。」
「会える?」
「そう、水戸君に。」
「え、俺?」
「水戸君にどうしても聞きたいことがあって。」
「聞きたいこと…。」
「み、水戸君って…、あ、甘いモノ、す」
「あぁあーーーーー!薔薇子さん!!」
「わっ、桜木君!?」
「おい、洋平!薔薇子さんと何してんだ!」
「何もしてねーよ。ただ話してただけ。」
「…吃驚した……。」
「おい、花道、さっさと戻れよ。ゴリに怒られるぞ。」
「ふんぬー!」
「ハハ、あいつは今日も元気だな。」
「…。(こっちへ何しに来たんだろう)わ、私そろそろ、帰るね。」
「もう?」
「うん、何かよくわからないけど、桜木君も見れたし!じゃあね!」
「薔薇子ちゃん!」
「何?」
「好きだよ。」
「えッ!?」
「甘いモノ!」
「あ、あぁ。」
「明日、楽しみにしてるぜ。」
「…うん!」



(薔薇子さんがくれたチョコレート!カンドー!)
(なんだ、俺だけじゃないんだ)

end...


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