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 エイリア学園に勝利したことによりみんなが嬉々としている、これで地球は救われた、と
 本来ならば私は士郎と一緒に白恋のみんなのところへ行かなくてはならないのだけれど、私の足は違う方向へと向かう
 ジェミニストームのキャプテン、レーゼ、否、リュウジの元へと足が自然と動いた

「リュウジ……?」
「……名前姉、」
「やっぱりリュウジだったのね、何でこんなことを……」
「名前姉、ごめん」
「えっ、きゃっ!」

 レーザはやっぱりリュウジで、でもどうしてあんなに優しい子がこんなことをしているのか知りたかったのに、返事は謝罪の一言だった
 そのままリュウジは私の体を突き飛ばしてきて、当然のごとく私は尻餅をついてしまった

「名前! 大丈夫?」
「あ、士郎……、私は大丈夫」
「レーゼ、何すんだ!」

 円堂くんがリュウジに向かって叫ぶのとほぼ同時くらいにリュウジが口を開く

「お前たちはまだ知らないのだ、本当のエイリア学園の恐ろしさを、……我々はセカンドランクに過ぎない、我々の力など、イプシロンに比べれば……」

 リュウジの顔が苦痛に歪んでいく、何があなたをそんなに苦しめるの……、リュウジ

「無様だぞレーゼ!」

 突如聞こえたその声にみんなが顔を上げる、そこにはジェミニストームとは比べ物にならない威圧感を出している十一人が立っていた
 手に持った黒いサッカーボールをリュウジたちに向かって蹴り付ければまばゆい光がその場を覆う
 咄嗟にリュウジへと手を伸ばしたがその手は虚しく空を掴むだけだった、その場にリュウジたちの姿はなくなっていた

「我らはエイリア学園ファーストランクチーム、イプシロン!……地球の民たちよ、やがてエイリア学園の真の力を知るだろう」

 それだけ言い放つとイプシロンを名乗った十一人は去って行き、宇宙人との戦いが終わっていないことを思い知らされた
 リュウジ……、もういないことは分かっていたのだけれどどうしても手を伸ばしたくてもう一度だけ手を伸ばしても結局は虚しいだけ、いつの間にか私の頬は濡れていた



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