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自称炎のストライカーだと言う晴矢を連れてみんなの元へ行けば士郎がまさかナンパではと晴矢に険しい眼差しを向けた
自分から売り込んで来たの、と一応私と晴矢は何も関係がないように振舞った
私は別に知り合いだと言っても構わなかったが晴矢がそれを拒否したのだ、私のことを思ってしてくれているのだろうけれどなぜか心が痛んだ
テストだと称して十一人抜きを果たした晴矢は晴れて雷門イレブンの仲間入り、というわけにもいかない、だってあの子はエイリア学園なのだから
瞳子さんが監督として晴矢に所属学校名を聞いた刹那、晴矢は眉間にしわを寄せ瞳子さんをにらみつけた、正確には瞳子さんの肩越しに見える誰かを
「エイリア学園だよ」
巨大なエンブレムの上にはヒロトが立っていて晴矢の睨んでいた人物がヒロトなのだとそこで気づいた
ヒロトを見たとたんに私は息が出来なくなるくらいに胸が締め付けられた、実の弟がこんなに近くにいるのに再会を喜ぶことすら出来ない
ヒロトは私が実の姉であることを知って知らずか福岡のときと同じように私を一瞥すると晴矢に向かってボールを蹴った
邪魔すんなよグラン、そう言った晴矢めがけて蹴られたボールを弾き飛ばした晴矢が風に包まれた
風の中から現れたのは赤いユニフォームを身に纏った晴矢だった
キャプテンマークをつけていることからあれが晴矢のチームのユニフォームなのだと分かった、何か顔に変な線が書いてあるのだけど何あれ
「こっちが本当の俺、バーンってんだ、覚えときな」
「バーン……」
「エイリア学園プロミネンスのキャプテンだ」
エイリア学園にまだチームがあったことを知り驚きを隠せないみんなと瞳子さん
険悪なムードがあたりを包み、私は沖縄の暑さも忘れて二人を見入ってしまっていた
潰すと発言した晴矢に対して強い奴は仲間にしても良いと言うヒロト
ヒロトが黒いサッカーボールを蹴りつけるとそこを中心に光が放射され反射的に目を瞑るみんな、私も例外ではなくて目を瞑ってしまう
光が収まったかと恐る恐る目を開ければそこに二人とサッカーボールの姿は無くなっており、私たちを包むのは不安という空気だけだった
「ジェネシスが最後じゃなかったのか」
「話の内容からするとジェネシスと同格のチームのようだが……」
みんなが口々に憶測や確信を言葉にしていく、同格のチームということはヒロトは晴矢と同じくらいに強いということなのだろう、だとすればあともう1チームいる気がする
まだ私がお日さま園にいたころ、サッカーをすれば決まって晴矢と競いあっていた子のことを思い出す、きっとあの子もチームのキャプテンをやっているだろう
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