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名前がエイリア学園にさらわれた日からずいぶんと経った、俺はリベロへと転向し立向居がゴールキーパーをするという超攻撃型の雷門イレブンが完成した
富士の樹海を抜けた先に待ち構えていたのは宇宙船のような形をしたエイリア学園の本拠地だった
ここに名前とヒロトがいる、そう考えると俄然士気が上がっていく
黒幕であるという疑いを掛けられた瞳子監督との協力の末にエイリア学園の内部に潜入することに成功した俺たちは、最後の戦いをするためにサッカーグラウンドに向かった
ザ・ジェネシスとともに現れた名前は白を基調としたドレスを着ていて、アンティークの椅子に座っていた
うっすら化粧もしていて不謹慎にも綺麗だと思ってしまった
「名前!」
だけど目に光が無く虚ろで吹雪が呼んでも反応しない、なんだか人形みたいだ
俺たちが呼んでも返事をしなくて、生きているのかさえ不安になる状態
催眠術ね、悲しそうな瞳子監督の言葉に俺たちはエイリア学園に対して怒りすら覚える
おもむろにヒロトが名前に近づいてゆっくりと名前の頬を撫で付ける
「止めろ! 名前に触るなっ!」
吹雪の苛立った声が響くが名前に反応はなく、むしろヒロトの口元に笑みが浮かぶ
君には関係ないよ、そう言われて吹雪が地団太を踏む、俺や吹雪だけじゃない、他のみんなも苛立っている
ヒロトはそのまま名前の顎を持ち上げてキスをした、意思が無く無抵抗な名前に口付けたのだ
「円堂くん吹雪くん、僕の姉さん綺麗だろ?」
俺たちを見てあざ笑うように言いのけたヒロトに怒鳴ろうとした瞬間巨大なモニターに再び吉良星二郎が映った
『紹介しましょう、最強の戦士、ザ・ジェネシスと我が娘の名前です』
モニターに映された吉良星二郎が名前を娘だと紹介した、それは事実なのだろうか、否、違う
名前は基山名前だ、吉良なんかじゃない、俺たちは名前を信じているんだ!
俺たちがエイリア学園を倒して名前の催眠術なんて解いてやる、だから待っててくれ、名前……!
名前と、日本の将来を賭けた戦いが始まった、あの後名前は椅子ごと高台のような場所に移動されたが催眠術をかけられたままで、人形のような生気のない瞳でグラウンドを見つめている
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