「淀んだ水は命を穢す。そして命が穢れれば心に余裕がなくなり傷つけ合う。……そんな悲劇は全部綺麗な水で洗い流そうね」
「そんなに焦らずとも時間は持て余すほどあるんだ。流れに身を任せ、周りの景色を楽しみながら進めばいいんだよ」
■基礎情報
種族:スイクン
特性:プレッシャー
性格:うっかりや
性別:男寄り
年齢:不明
身長:167cm
一人称:私
二人称:貴方
■背景
それは遠い日の記憶。エンジュシティに住まう3匹の兄弟は仲良くカネの塔で遊んでいた。すると、落雷によって火事が起きた。幼い3匹は落雷と火事により崩れる塔から逃げることができず、崩れ落ちてきた瓦礫に潰され、火の海の中で絶命をした。いつまで経っても収まらぬカネの塔の火事に辟易とした緋王が足を運んだ際、発見された3匹の遺体。それはとても哀れな姿であったが、緋王は「うええ、汚い。こんなところに美紅ちゃんと朱彦くんが遊びに来たら哀れむだろうなあ」と。そして、塔の片付けをさせる目的で緋王は3匹の遺体に命を与え復活させた。スイクンとして新たな命を得た清水は緋王の命じられるまま、焼けた塔を片付け地下で暮らすようになった。もう150年前のことであり、かつての自分はどういうポケモンだったのかは忘れてしまった。だが、同じく緋王の手により復活した火暮詩と雷が兄弟であったことは覚えている。
復活してからも兄弟3匹で支え合ってきたが、何十年と共にいるとそろそろ別行動もしたくなる男の子心。清水は世界各地を駆け巡り、淀んでいく水辺を清らかにして回っていった。その功績を称え、海姫より「緋王の僕にやるのは気に食わぬが、妾の海を癒した褒美をやろう」と、飴を与えられた。考えなくても分かる。ニンフィアに進化し、海では生きていけないポケモンを押し付けられたのだと。更には清らかにした海のポケモンたちから供物だともちを捧げられた。どうしようと悩みながらも特に何も言わず傍に置いていたらなんかやたらと世話を焼いてくれる。意外と心地良いこの生活に満足し、そのまま飴ともちを従者として受け入れた。
■特徴
スイクンの身になった際に得た水を清める能力を有している。それはどれだけ濁った水も一瞬で清らかにすることができ、人間の文化が発展して自然が失われるご時世にとって必要不可欠なものである。水辺に住む人間やポケモンたちからは水の神様と信仰されている。
緋王に命を与えられたばかりの頃は世界を駆け巡り、水を清めていた。が、100年も経つとさすがに疲れたと故郷のエンジュシティに定住した。その際、世界を駆け巡っていたときに惹かれていた人の営みを真似るため和雑貨店『折り鶴』をエンジュシティの片隅に開いた。自分の惹かれた物で埋めた店でゆったりと時を過ごすことはなんて幸せなことか。だが、この店長。気ままにやりすぎて店としての経営は危ういと飴ともちが店長代理として運営しているところがある。
■ポケモンバトル
水の神様と信仰されているだけあり、水を自在に操れる。どうやらその能力の強さは信仰心によって左右されるらしい。水を清める能力と違い、後天的に備わった能力だ。幸いなことに海の巫女であるもちが信心深く清水に仕えているため、人間やポケモンの信仰が薄れても失うことはないだろう。
いくつか技を覚えていたはずだが、何せバトルをする機会がないため肝心なときに使えない。忘れっぽい清水が長年使っていない技を覚えているはずがないのだ。なので、能力に頼り切り、流麗な容貌に似合わないパワープレイで押し通す。
■自宅関係
飴・もち『お世話焼きな従者さんたち』
「愛しい愛しい私の従者さんたち。しっかり者なのはいいかとだけれど、たまには肩の力を抜かないと疲労で倒れてしまうよ」
海姫に与えられた飴。清めた海に住まうポケモンたちに捧げられたもち。2匹とも従者として清水のもとにきたのだが、自身を神様だと思っていない清水は従者を連れるなんて柄でもないんだけどなあと困っていた。案の定、烈火と迅雷には「神様らしいことになってるじゃないか」と大爆笑された。追い返すことも可哀想だから傍に置き、命ずることはなく自由にさせていたら2匹とも清水の世話を焼くようになったじゃないか。さすが、従者となるだけあって献身的だと感心するのであったが……自分のことに無頓着で生活能力が皆無な清水が目に余って手を出しているのだとは気付いていない。
最初は持て余していた2匹であったが、今は愛しい家族だ。緋王から与えられた命だからなのか、清水が生み出した水を飲めば他の同種族たちと比べて長い寿命を得ると知って与えるほどには2匹を手放したくないと思うくらいには大切にしている。そんな清水の様子に2匹は大きな子どもの我儘だと見ているらしく、上手いこと関係が成り立っている。