「この世界は人間とポケモンの2種類で形成されていると思われがちです。けれど、それに該当しない存在。認識すらされない存在もあるのですよ」
「す、ストーカー気質だなんて失礼です! わたしはただ、その、目の保養になる綺麗な人が好きなだけで、追っているうちに情報が集まっているとい話です!」
■基礎情報
種族:アブリボン
特性:りんぷん
性格:すなお
性別:女
年齢:不明
身長:20cm
一人称:わたし
二人称:あなた
■背景
妖精の気まぐれにより行われたチェンジリングされ、本物の妖精の手によって卵から育てられたという異例の経歴をもっている。妖精に育てられている間は誰も立ち入らないルミナスメイズの森の最奥にいたため、他のポケモンたちとの交流を一切持っていなかった。そのため、自分がポケモンであるという自覚が薄く、他種族の知識や野生のポケモンとしての常識も欠けている。
妖精たちの愛情を一身に受けていたのだが、ある日その妖精たちがリップの前から姿を消した。それに関してはいつか来るであろうと思っていたので、寂しさや悲しみに押し潰されることはなかった。だが、今更他のポケモンたちと共に暮らすことも難しく、苦労し続けてきた。途方に暮れていた頃、妖精の噂を耳にしたピナがリップを勧誘しに来た。最初は同族のアブリボンたちとすら共存できないのだから組織に属するのは無理だと断り続けていたのだが、最終的には根負けした。マフィア『妖精の尻尾』に身を置いてからは、妖精に育てられたアブリボンという肩書きが霞むほど個性が強い集団に囲まれているため気が弛んだらしい。
■特徴
孵化して最初に見たのは親となる妖精の姿。人間や他のポケモンを見たことのないリップは親の姿を真似て擬人化をするようになった。20p程の小さな身体やアブリボンの翅が生えた背中や尖った長い耳。まさにおとぎ話に描かれる妖精そのものであり、ピナから与えられたコードネームは『おやゆび姫』。異質な姿にポケモンたちからは敬遠され、物珍しさに捕まえようとしたトレーナーに追われることも少なくはない。そのため、今も外出するときは誰かの鞄や服の中に潜り込んで身を隠すようにしている。
妖精やルミナスメイズの森と美しいものに囲われて育ったリップは目が肥えている。そのせいで性別・年齢問わずの面食いとなった。更に困ったことに、とても惚れやすく、気に入った顔を見つけるとふらふらとついていってしまうところだ。加えて幼少の頃から花びらや綺麗な石に対する収集癖があるため、そのうち惚れた相手にもやらかしてストーカーになるのではないかと紅葉に心配されている。
■ポケモンバトル
技構成:ムーンフォース・かふんだんご
むしのていこう・まもる
持ち物:ひかりのねんど
■自宅関係
紅葉『可愛い娘のような、世話の焼ける妹のような』
「大丈夫。赤ずきんを1人にしないです。だからもう泣かないでほしいです」
ドロシーが持って帰ったボロ雑巾もとい死にかけのヒノヤコマ。また気まぐれで厄介なものをと見ていたら面倒臭いからと世話役を押し付けられた。なんでわたしがと怒っていたのも束の間。よくよく顔を見ればとても整った顔をしているじゃないですか! 今は可愛らしさだけの顔立ちだが、丁寧に育てれば可愛さを強く残した綺麗な顔立ちになるだろう。それはもうリップの好みど真ん中に突き刺さる。ということで、目を覚まして敵意剥き出しに気性が荒くなったり、怯えて泣きじゃくったりと情緒不安定な紅葉に根気よく付き添った。ちなみに、紅葉と名付けたのもリップである。
リップの根気に絆されたのか、それとも懐いたのか。いつしか紅葉は雛鳥のようにリップの後ろをついて回るようになった。それはもう愛らしく、べたべたに甘やかしてしまうほど。だが、過去を呑み込み、ファイアローに進化した後はその姿はめったに見れなくなった。悲惨な過去にいっぱいいっぱいで立ち直ろうとしていた時期の記憶が薄れたのか、それともリップに懐いて甘えていた頃が黒歴史として忘却して反抗期なのか。今は笑顔の仮面を貼り付け、お転婆をするため昔よりも目が離せない。