「両腕を失った少女と哀れんだ相手に幸福で満ちた笑みを浮かべて殺されるなんて、どのようなお気持ちかしら?」
「弱者を食い物にするオオカミさんはお腹に石をつめられ川へどんぶらこ。さて、問題。弱者を貶めたキミの結末は何になるでしょうか」
■基礎情報
種族:ファイアロー
特性:ほのおのからだ
性格:さみしがり
性別:女
年齢:25歳
身長:168cm
一人称:僕
二人称:キミ
■背景
クロユリ団色違い研究所にて孵化した失敗作。それもそのはず。観賞用になりがちな色違いポケモンが強力な遺伝子をもって誕生し、人為的に能力を植え付けられて生物兵器を作ろうとする研究だ。通常色として生まれた紅葉には挽回する機会すら与えられなかった。失敗作を再利用する目的で行われた同胞たちの殺し合い。これは失敗作も兵器として有効活用するための能力向上を名目にクロユリ団に投資する趣味の悪いパトロンたちの娯楽とされていたのだ。なんて効率的かつ不愉快なやり方が。後にこの真実を知った紅葉はまるで蠱毒を彷彿させるようなものであったと憎々しげに語る。
ある日、全ての実験をクリアした色違いジュカインの最終試験として相手に選ばれた紅葉は呆気なく敗北した。両腕を欠損し、瀕死状態となった。使い物にならなくなったと判断された紅葉は廃棄処分されたのだが、死体の山の中で僅かながらの呼吸を続けていた。偶然、ジャンク品漁りをしにきたドロシーに保護され、奇跡的に生還をした。回復後、正式にマフィア『妖精の尻尾』に籍を置くことにした。
■特徴
地獄絵図のような環境で育った紅葉の戦いでは鬼気迫るものがあるうえ、両腕を欠損し、人間として不完全な形でファイアローの翼をはやした人外の姿で舞う光景は非現実的なものである。目を奪われてしまえば最後、研究所で培われた能力を存分に発揮する紅葉に命を燃やされてしまうのである。そうしてマフィア『妖精の尻尾』での地位を築きあげ、早々と幹部の座につくことになる。与えられたコードネームは『赤ずきん』。良心と常識を欠如した紅葉は自己と組織の損益のためならばどれだけ非道なことにでも手を出す恐ろしい存在だと巷では噂になっている。
■ポケモンバトル
技構成:ブレイブバード・フレアドライブ
はがねのつばさ・おにび
■自宅関係
紅羽『死に別れた双子の兄』
「片翼が欠けても生きてはいけるけれど、きっと僕の人生は不完全なものとなるでしょう」
1つの卵から奇跡的に孵化した双子の片割れ。本来ならば二黄卵であろうと成長過程でどちらかは死にどちらかだけが誕生するはずなのだが、この2匹はどこが欠けるわけでもなく誕生した。もしもこれが色違いであればどれだけ良かったかと悔やまれながらも、失敗作に変わりない扱いを受けてきた。ただ、双子が手をとって戦う姿は観客からのウケが良いので生き延びれば他に比べて良い待遇をうけていた。そのような環境で育った紅葉にとって紅羽は失いたくない唯一無二の存在となった。
本来ならば色違いジュカインの試験運用の相手は紅羽であったが、前日の殺し合いで怪我を負っていたため紅葉が代役を申し出た。紅羽に劣る戦力であるが、紅羽と異なり翼を持つ紅葉ならば見栄えも良いだろうと受け入れられた。結果は上記の通りであり、廃棄処分された際に離れ離れとなった。後日、研究所は壊滅状態。生き延びていた同胞たちも無残な死体となっていたことを聞きつけ、紅羽もその中で亡くなったのだと絶望した。まさか研究所を壊滅させた犯人が紅羽だと知る機会はなく、紅羽とは二度と会えないのだと今も強い喪失感を抱えている。
リップ『小さな保護者』
「あーあー、きこえなーい! おやゆび姫のお説教なんてきこえなーい!」
両腕を欠損しており、義手を拒む紅葉は当たり前だが日常生活に支障をきたしている。大きな翼を背中にはやし、それを支えにしているとはいえ掴む・握るといった手で行う細かな作業はできない。幹部としても威厳のある振る舞いを求めたピナが与えた補佐がリップである。おやゆび姫と呼ばれるだけあり小人サイズのリップは日頃、紅葉の翼もしくはケープの中に潜り込んでいる。そして必要時介護をしている。が、小人サイズのリップができることもたかがしれており、食事は一口サイズのものをちまちまと口に運んでもらう、着替えもなかなか思うようにいかないと不便は尽きない。いつでもどこでも持ち歩けるというのは便利なのだがどうしたものかと悩ましい。
加えて、育ちの良いリップからすると紅葉の行動は破天荒かつはしたないことが多いらしく、毎日のように説教を受けている。耳を塞ぐ手もない紅葉は聞き流すしかないのだが、年々小言がグレードアップしているため最近は聞き流すことが難しくなってきた。そうした言い争いが多いのだが、なんだかんだ長年の付き合いとなる仲良しだ。