「固く考えすぎなんだって。もーちょい楽に考えようぜ!」
「この気持ちだけは知られるわけにはいかないんだ」
■基礎情報
種族:バクフーン
特性:もうか
性格:のんき
性別:男
年齢:20歳
身長:178cm
一人称:俺
二人称:きみ
■背景
ワカバタウンのポケモン研究所で産まれたきなこは初心者トレーナー用のポケモンとして育成をされてきた。いつか出会うパートナーの手助けをするんだよと教えられ、どんな子がパートナーになるのだろうと胸を踊らせていたのだが、実際に心を惹かれた相手は月に1回の頻度で和菓子を届けに来る茶屋の娘・サツキ。朗らかな笑顔が恋しくて、会えない日は寂しさのあまり声が枯れるほど泣くこともあった。それを見かねた博士はサツキにきなこを託すことを決めた。当初、話を聞いたサツキはポケモンとの関わりはお店のお客さん以外としてはほとんどなく、無責任に引き取れないと断っていたのだが。それを知ったきなこは痛々しいくらい必死に縋り、無理強いする形で連れて帰ってもらった。
引き取ったからにはと愛情をもって接してくれるサツキへの気持ちは日に日に増していく。それが恋だと気付いたときには幼い身には大きすぎるものとなり、成長するにつれ拗らせていった。人間とポケモンの恋愛などという茨の道にサツキを巻き込むつもりはなく、片思いでとどめるために仕事へ没頭していた。だが、サツキがフウに思いを寄せている姿を見るのは辛くて、嫉妬心を誤魔化すため他の女の子と遊ぶようになった。
■特徴
サツキの手持ちポケモンとして茶屋『こんぺいとう』に迎え入れられてから1番に芽生えたのは大吉への対抗心である。サツキにあれだけアピールしてようやく受け入れてもらえたのにこの男はサツキの父親のポケモンとして傍にいるうえ、茶屋を支える大事な職人だと言うじゃないか。こんなおっさんに負けてたまるかと見様見真似で和菓子を作るようになった。最初は勝手に材料や道具を使ったことに対して拳骨を落とされたのだが、何も仕込んでいないのに繊細な色使いや模様の作りに和菓子職人の才能を見出し、後継者にすることを決めた。そしてきなこは誰が貴様に教わるかと反発したものの、その度に拳骨と雷が落ちるのでいつしか抵抗をやめた。いつしか育て親のような師匠のような存在として思い始めた。そして、女遊びを始めると同時に厨房には立たなくなったので罪悪感から顔を見れずにいる。
サツキの父親が亡くなって以降、茶屋の経営が傾き始めた。茶屋を潰したくなくて無理をするサツキが見ていられなくて、遊んでいる女の子を茶屋に誘ったり、お客様には口説き文句を添えて接客をしてリピーターを増やすようにしている。そのやり口をサツキに知られたくなくて密やかに行っているのだが……年々、大吉は寂しそうな顔をするし、あずきの目が冷たくなっているのでサツキ以外にはバレているのだろう。特にあずきからは「そんなに不誠実な奴だとは思わなかった」と。軽蔑の言葉を直球で投げられるので少ししんどい。
■ポケモンバトル
技構成:ニトロチャージ・かえんぐるま
でんこうせっか・スピードスター
■自宅関係
サツキ『人生を捧げたい初恋相手』
「俺はサツキが幸せになるならなんだってするよ。いくらでも役に立てるよ。だから……だから、相棒としてずっと俺を傍に置いてよ」
研究所に和菓子を届けに来たサツキの朗らかな笑顔に一目惚れをした。最初はそれが恋だとは知らず、ただ傍にいて落ち着く人間だと思っていた。手持ちに加えられ、一緒に生活するにうちにそれは恋心だと気付いた。
この恋心を大切に抱え、自分の全てをサツキに捧げることを決めた。きなこの行動は全てサツキのためであり、一度決めたことは頑固に貫こうとするくせにサツキに言われたら即座に撤回するし、柔軟に考え方を変える。誰よりも恋愛馬鹿なのかもしれない。
もち『偽装彼女』
「あんたは自分の行いに酔いしれてるだけの偽善者だ。ほんと、最低だな」
たまに訪れてはたくさんの和菓子を買っていく茶屋の客。金払いが良いモブキャラ程度の認識。そんな奴が突然トレーナーを愛おしく思って大切にしているのですね、なんて言ってきた。、サツキが大切にしている家族という関係を壊さないためにも伝えたい気持ちを押し殺すことを決めたのだが、この女は土足で無遠慮に踏み込んできた。激昂したきなこはもちの胸倉を掴み、思いつく限りの罵倒をした。このまま燃やしてやろうかとさえ思ったくらいだ。
最悪最低の接触から始まったにも関わらず、この女は憐憫を孕んだ目と慈しむような声色できなこに関わってくるようになった。それらが全てきなこの神経を逆撫でする。だから会うたびに冷たい態度をとるし、何かされようものなら攻撃的な姿勢を向けるのに離れていく様子がない。そんなに偽善者の自分に酔いしれたいなら俺の道具として彼女になってよ、当然偽物だけど。と、自分でも最低だと思うようなことを言ってみた。するとどういうわけか、この女はその話を受け入れた。得体が知れなくてぞっとすることもあるが、利用価値があるためそのまま使っている。