里月 ─ りつき ─

「子どもは鏡だ。そのことを心に刻んで接してほしい」
「ここは大事なあの子が作った場所。この平穏を脅かす奴は誰だろうと容赦はしない」


■基礎情報
種族:ブラッキー
特性:シンクロ
性格:しんちょう
性別:男
年齢:20歳
身長:182cm

一人称:俺
二人称:あんた

■背景
 カントー地方の育て屋さんで生まれた里月は育て屋の娘・ユヅハが初めてのケモンとなった。幼い内から育成の才に恵まれていたユヅハは独自で考えた育成方法を使って里月を育成。イーブイの身でありながら巨大なイワークを倒すほどの実力を備えていた。引っ込み思案で人見知りのせいで友達が1人もおらず、アカデミーで孤立しているユヅハを知ってもらうためには彼女の得意分野であるポケモンの育成をアピールすることが手っ取り早いと思い、里月も張り切って身を鍛えていたという。その成果としてポケモンバトルの授業でライムと狛兎と戦い、勝利した。後に一躍有名となったユヅハがかけがえのない友人を作るきっかけとなったことに里月はどや顔が止まらなかったという。
 生まれてからずっと隣にいたユヅハをトレーナーとしてだけではなく、1人の女の子として好くようになったのは時間を要すことはなかった。それはユヅハも同じだったようで、気付けばトレーナーとポケモンとしてだけではなく恋人としてもパートナーとなった。人間とポケモンの恋愛はいつの世も否定的にみられるものだが、環境に恵まれて誰から反対されることなく幸せな日々であった。ユヅハが夢に描いていた保育所『STORY』を立ち上げ、これからだというときに大病を患って亡くなった。ユヅハの意思を継いで保育所を運営する姿に「ユヅハのために生まれ、ユヅハのために生きているみたいだね」と。誰かが言った。その言葉に里月は笑って返したのだ。「1度きりの人生が愛した女のために使いきれるなんてこれ以上にない幸せだろ」と。

■特徴
 ユヅハが亡くなってからは保育所『STORY』の運営を1匹で行おうとしている。天花に休めと叱られることも多いが、愛しい人が残していったものは全て自分が守りたいという思いがあるのだろう。運営業務のせいで保育所で預かっている子どもたちの世話を天花やバイトに任せっきりなのは申し訳ない気持ちもあるのだが、さすがに育成するまで手が回らないのだ。本当はユヅハが託してくれたポケモンの育成を誰よりもやりたいと思っているはずなのに不器用な男だ。
 実は言うとデスクワークは大のつくほど嫌いなものなので所長として業務にあたっているのはストレスが溜まる一方でしかない。溜め込みすぎては爆発させ、誰かを適当に誘ってポケモンバトルで発散させる。ご乱心状態である。それでもストレスが解消されたいときは月光浴をしたり、小悪党を闇討ちしたりと夜遊びを始める。

■ポケモンバトル
技構成:のろい・ねむる
    あくび・しっぺがえし
持ち物:カゴのみ

■自宅関係
ユヅハ『最愛のパートナー』
「俺、ちゃんと生きるよ。ユヅハの残したものを守りながらね」
 ユヅハの両親が営む育て屋で生まれた里月はその場の流れでユヅハのパートナーとしてゲットされた。物心ついてからもその関係に違和感を抱くことなく、あるべき場所に収まっているかのようにしっくりときていたため、いつかユヅハが言った「私と里月は赤い糸で結ばれているみたいだね」と。この言葉はあながち間違いではなかったのだろうと今なら素直に頷くことができる。しかし、頷いたところで言った本人は里月の隣にもういない。若くして病に侵されたユヅハはたくさんのものを里月に残して既にこの世を去っているのだ。
 最高のトレーナーとして、そして最愛の恋人として大切に思い続けていた人の死は里月の心を引き裂くほど辛いものであった。今すぐに後を追ったらこれからもユヅハと一緒にいれるかというのは何度も考えた。しかし、里月の手を握って幸せいっぱいな笑顔を浮かべて最期を迎えたユヅハがそれを望むことはないのを誰よりも知っているせいで実行することもできず。今はユヅハが作った保育所を、ユヅハが愛おしむ家族を。全部を守って、時が来たらあの子の元へ行こうという思いを胸にして生きている。

陽鞠『接し方に悩む妹』
「ひぃは考えすぎ。俺はただ……ユヅハの面影を探して必死なだけだよ」
 夜が深まり、朝が訪れようとする。境目となる時刻に2つの卵は孵った。少しもタイミングがずれることなく生まれた双子はとても仲良しな子に育つのだろうと両親にとても喜ばれ、仲睦まじい姿を期待されていたという。里月は両親の期待に応えようと、そして兄として陽鞠を可愛がって守ろうと思っていた。どうやら陽鞠は里月がユヅハと共にあるから強くなり、急成長を遂げたと思っているようだが最初は本当に陽鞠を守るべく力をつけようと兄心からだったのだ。今それを言えば卵が生まれた順で決まった兄と妹の立場なのにと呆れられそうなので黙っている。
 ユヅハの病死は陽鞠の心にも傷を残したようで、そして最愛の人の死を抱えたまま立ち上がった里月の姿を見てコンプレックスを抱いているようで。年々陽鞠との間に距離と溝を感じる。寂しいのでなんとかしようとしているのだが、肝心の陽鞠が遠回しに分かりやすく拒むせいで上手くいかない。今、里月の頭を1番悩ませている問題である。

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