「女として生まれて、男として生きた。だから思うんだ。好きなときに性を変え、好きなように人生を歩むことができたらどれだけ素敵だろうと」
「自分勝手で、人の迷惑をかえりみなくて。そんな奴らだけど、自分の道を貫く姿勢にどうしようもなく憧れるんだ」
■基礎情報
種族:マリルリ
特性:ちからもち
性格:いじっぱり
性別:女→男
年齢:25歳
身長:173cm
一人称:わたし→僕
二人称:きみ
■背景
仲睦まじいマリルリ夫婦と多くの兄姉弟妹に囲まれ、円満な家庭で暮らすどこにでもいる幸せな女の子であった。だが、その幸せば蘭丸の進化をきっかけに少しずつ崩れ始めた。極めて珍しい話だが、ルリリからマリルに進化する際に雌から雄へ性転換することがある。まさか我が子に起こることだとは思っておらず、マリルリ夫婦は現実を受け入れるのに時間を要した。喧嘩をしたこともなかった両親はいつしか言い合いが絶えなくなり、空気を悟った兄姉からは非難の目を向けられ、弟妹からは怯えられ。身に起きた変化に動揺し情緒不安定であるのに誰も寄り添ってくれないことに悲しみ、幸せだった家庭を自分が壊してしまったのだと自責の念にとらわれるようになった。そんな状況から救ってくれたのが新たに芽生えた命、末っ子の麗月の誕生である。家庭の空気に耐えらなかった母が外で男を作り、宿った子であることは知っていた。いわゆる不倫で褒められた行為ではないことなのかもしれないけれど、それでも救われたのだ。
心の支えであった末っ子が家を出て行ってからは上辺だけを取り繕うようになった家族と共に暮らすことが苦しくなった。家で過ごす時間が減っていき、そして外で寝食するようになった。性転換をしたマリルは非常に珍しく、噂を耳にしたトレーナーたちに狙われるようになった。疲弊したところをシオンにゲットされた。当初、クロユリ団が所有する研究所で実験体とされる予定であったが薬剤に対するアレルギー反応が酷く中止となった。幸いなことにシオンのバトルパーティとの相性が良く、バトル要員として身の安全を保障された。
■特徴
お姫様に憧れ、王子様に出会うことを夢見る。そんなメルヘンが大好きな女の子に育っている中、突然の性転換。身体の変化に心がついていかなかった。女の子として生まれたのに突然男になれと言われても切り替えられるわけがない。好きな男の子だっていたのにと酷く悲しんだ。進化によって性別が変わったのだと訴えても信じてくれる人も少なく、可哀想な子をみるような目を向けられた。それが嫌で男らしく振舞うようになった。
諭吉のせいでゲイビ男優になったとき、嫌そうな顔を浮かべても抵抗をしなかったのは作り物とはいえ男性相手に恋愛ができる機会を逃したくなかったのかもしれない。諭吉と小紫に振り回されゲイビ男優として活動してしばらく経つが、自分が好きなものを貫けるなら性別はどちらでもいいのかもしれないと思い始めた。そして、女として生まれ育ち、男として生活するようになった今なら女心も男心もどちらも理解できるのだからTPOと気分で性別を変えればいいと開き直り始めた。
■ポケモンバトル
技構成:アクアジェット・じゃれつく
すてみタックル・ばかぢから
持ち物:こだわりハチマキ
■自宅関係
麗月『可愛くてたまらない弟』
「きみは何も悪くない。きみは生まれてきてよかったんだよ」
家庭内で居心地が悪くなり、笑い方を忘れてしまった。虚無感でいっぱいになった頃に生まれた末弟の麗月は無邪気に笑いかけてくれる天使のような存在であった。麗月が生まれたときには既に性転換をしていたため、兄と認識されている。本当はお姉ちゃんと呼んでもらいたいのだけれど、混乱を招いてはいけないと考えて隠している。
麗月は母と不倫相手の間に自分が生まれたせいで夫婦仲が最悪となり、家庭環境が悪くなったと考えている。何度きみのせいではないと否定しているのに聞き入れてくれず、会って間もない穂波の言葉を受け入れたことはかなりへこんだ。けれど、原因を辿れば麗月が悩んでいたことは自分の責任なので強く言うことができず。穂波についていく姿を黙って見送ることしかできなかった。麗月を思う気持ちは今でも変わらず、仕事の合間に様子を見に行っている。
穂波『憎たらしい女』
「あいつの全部、僕が奪ってやる……!」
穂波の父が麗月の父。つまり、母親の不倫相手である。人妻に手を出し、孕ませるだけ孕ませて姿を消した男は紛れもないクズだと思っている。けれど、自分が進化して以降家庭内で肩身を狭くして笑顔を浮かべなくなった母親に言葉巧みに安らぎを与えてくれたことを感謝している。そのおかげで麗月と出会うことができたのだからね。だからこそ、麗月を誘惑して連れていった穂波を許せずにいる。麗月に愛おしそうな笑みを浮かべて「姉さん」と呼ばれている姿を目にして以降、その気持ちは更に強くなった。
本来、姉と慕われるのはずだったのに兄と呼ばれ。女性的で柔らかな体躯をしている。自分が欲しいものを全て持っている穂波が妬ましくて仕方がない。せめて大切なものを奪われる辛さを思い知らせてやると決めている。
諭吉・小紫『頭痛の原因』
「人を巻き込んだり、欲のために売ったりと……自由すぎるでしょ、もー」
シオンの手持ちに加わってからもどちらの性別を選んで生きていくか悩んでいた。性別を見失えば自分も分からなくなるもので、人との関わりを絶つようになった。だが、嫌がっているのを察しながらもべたべたと絡んでくる小紫。性別があるのに無性別なんて僕と真逆なお揃いだね! と同族意識を抱いてくる諭吉。自分勝手な人たちだなと苦手意識を抱いていた。
心は女寄りだが、身体は完全に男性のそれ。腐男子の諭吉は閃いた。「心が女の子なら男に抱かれることに抵抗ないんじゃない?」と。そして諭吉は己の内に燃えるホモへの欲求を満たすために蘭丸をゲイビ男優にすることを決意した。「1人じゃ寂しいでしょ、小紫もつけておくよ!」と言って、小紫を巻き込んでAV女優になるよう仕向けていることを知った日には頭を抱えた。流される小紫も小紫だ。やっぱりこの2人苦手だと思いながらも一緒にいる時間は年々増えている。