汐 ─ うしお ─

「雨々降れ降れ、おれたちの涙が隠れるくらいに」
「おれの幸せは大事な人たちと穏やかな時間を過ごすことだ」


■基礎情報
種族:ニョロトノ
特性:あめふらし
性格:ずぶとい
性別:男
年齢:19歳
身長:163cm

一人称:おれ
二人称:きみ

■ポケモンバトル
技構成:ハイドロポンプ・ねっとう
    れいとうビーム・きあいだま
持ち物:たべのこし

■背景
 スイクンが清めたという逸話が残る美しい湖。飢えに困ることの無い豊富な食料。いつも笑っている優しい両親。健やかに育ち心豊かな友人たち。贅沢すぎるほど恵まれた環境で生まれ育った。余裕のある暮らしをしてきた汐だからこそ、何事にもどっしりと構えて耐え忍ぶことができる。幼少からこの強さを身につけていたため、奴隷の身になってからも芯を保てている。調教という名目で嬲られたとしても、躾と称した酷い折檻を受けたとしても。汐は千笑を気にかける余裕どころか庇う余裕だっていつもある。その様子を見た飼い主が「なんて反抗的な態度だ!」と。手をあげることもしばしあるらしいが、種族柄か耐久面に秀でているからか、もともと痛みに鈍いからか。汐は大したダメージを受けていない。
 ポケモンハンターに追われ始めたせいで故郷から出ていかなければならなくなった火音。汐は千笑と相談して一緒に行くことを決めた。3匹で旅をしながら逃亡生活をすること数年。その道中で千笑と共にポケモンハンターに捕らわれた。1匹残されることになった寂しがりの火音を心配していたが、競売にかけられ享楽家の金持ちに買われることで人の心配をしてる場合じゃなくなった。奴隷として過酷な労働を強いられ、時には腹の虫の居所が悪い飼い主のサンドバックになることもあった。心の余裕は崩れないがゆえに好き勝手殴り、千笑を虐める飼い主に苛立ちを蓄溜め込んでいる。飼い主の命令でカジノバトルに出向くようになってからは金と力を蓄え、いつか絶対に下克上を果たしてやると飼い主の首を虎視眈々と狙っている。

■特徴
 火音を守りきれなかっただけでなく、1匹で取り残すことになった後悔。せめて千笑だけは守ってみせるという決意。そして飼い主のサンドバックになることへの慣れ。様々な要員が積み重なり、他者優先の傾向が強くなった。他者と言っても誰でも良いわけではない。主な対象は千笑と火音。最近ではカジノバトルで組んだチーム『CC』も含まれるようになった。ただでさえ汐は自分に与えられる刺激に鈍く、ダメージも疲労も気付かず溜め込むのだから自己犠牲のもとで成り立つ庇い方に周囲は頭を悩ましている。

■自宅関係
火音『守りたい幼馴染』
「何かあったから特別なわけじゃない。何もなくてもひのちゃんといたいと思うから特別なんだよ」
 友達は多い方だが、中でも火音は汐にとって特別な存在であった。2匹ならではのエピソードがあるわけではない。強いて言うなら2匹で遊んでいたときに千笑を見つけたことくらい。それを除けば他の友達と変わったことはない。火音が色違いだから?否、汐にとって色違いはただ地毛の色が違うだけ。今時ポケモンだって髪を染めるわけだし、別に珍しいことないと思うんだけど。火音からすると汐のその姿勢が安心するらしい。それを理由に懐かれ、一緒にいる時間は増えていたかもしれない。
 千笑も加わって3人組で行動するようになり、沈黙の時間も心地よい時間であった。いつまでも続けばいいという汐の幸せな日常。ポケモンハンターの手によって火音の両親が殺されたり、他の友達が捕らわれたり。故郷から出て、ポケモンハンターから逃げる毎日と変化してからも火音を見捨てようとは思わなかった。火音を庇って捕まった千笑を助けようとしたが失敗に終え、一緒に奴隷になってからも火音の安否を気にしている。飼い主から与えられた自由時間のほとんどは火音探しにあてている。……探し人がまさか自分が出入りしているカジノバトルの広告塔を勤め、国民的アイドルである風林火山の火音だとは微塵にも思っていない。だから挨拶することも、流れでご飯を一緒にする機会があっても懐かしさを覚えるだけで同一ポケモンだとは欠片ほども気付いていないぞ。

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