星の降る夜、ボクはキミと手を繋いだ。
確かなぬくもりが気恥ずかしくて、キミと目を合わすコトが出来なかった。そんなボクの様子にキミはくすりと笑って「どうしたの?」と、意地悪く聞いてくる。本当は分かっているくせに。
暗闇の中、小さく呟く。
音のかけらを拾ったキミは満足そうに微笑んで、ボクもつられて笑ってみせる。キミが愛おしくて、こんなにも幸せでいいのかと何度も思う。
幸せ過ぎて怖くて、不安だけれど胸はいっぱいで、キミが隣で「大丈夫」と笑う。
どうか、この小さな幸せが続きますように。
祈る気持ちで、ボクは星に願いを託す。
欠けた白い月が、まるでボクを嘲笑っているように見えた。
20200807~00000000