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疲れた。
今はそれしか浮かんで来ない。

僕たちBEASTよりも平均年齢が低いEXOの彼らは、やはり元気もあって。
驚くくらい話しが止まってくれなかった。
ちなみに、結局EXOの部屋を出るまでテグンがボディーガードのように僕を張っていてそれもまた、疲れになっていたことも伝えよう。



「…あれで終わり?」

「あとひとつ!」

「はあ…。早くして…。」



EXOと離れてからは、事務所からも出て再びバンに乗せられた。
もう5グループにも会ったんだから終わっても良いだろう、という思いで終わりかと聞いてみたが、どうやらまだあるらしい。

なんでも良いから早くしてくれ。
どうせ視聴者も、こんなのすぐ飽きる。



「………ふざけてるの?」

「僕たちは至って真面目です〜。」

「ふざけてるでしょ。」

「わっ!ま、待って待って!」

「…落ち着けなまえ。」



車に揺られ、到着したのはなんと元いた場所。
つまりは僕の事務所、キューブだ。

誰に会うか、なんて、簡単に想像出来る。
ふざけるな。
誰があいつらに会わなきゃいけないんだよ。
今日は絶対に奢らない。

震える身体と、力の篭る拳。
ギグァンもエンも、ふたりともテグンには感謝した方が良いよ。
テグンが止めてなかったら、たぶんふたりを殴っていただろうから。

はあ…。
本当に…どれだけ僕のことを精神面でも身体面でも疲れさせたいの。



「ヌナ〜〜〜!!お腹空いた!!」

「口に石でも突っ込んであげるよ。」

「落ち着いてミンス!!」



そして収録は収録だから、僕に拒否権はなく。
結局最後のグループにも会う羽目になったし、その最後のグループも予想通りだった。

部屋に入るなり僕たちを出迎えたのは末っ子のソンジェで、ソンジェは迷うことなく僕に抱き着きながら「お腹空いた」と言う。
生憎だけど今日は奢らないって決めてるから、どんなに愛嬌振りまいても無駄だからね。



「2秒以内に離れないと、ソンジェにカウンター決めるけど良いよね?」

「だめ!」

「ソンジェ離れろ!」



今までは他所の事務所だし、先輩だったり後輩だったりで甘くみていたけど。
僕は馬鹿集団には優しくしないよ。

しょんぼりと離れるソンジェと入れ替わるようにやって来たのは、ミンヒョク。
ミンヒョクは笑顔で「今日は唐揚げが食べたいです、先輩」なんて心にもない敬語で言ってきて鳥肌がたった。



「ミンス、結婚おめでとう!」

「…ああ、ありがとう。」



そんなミンヒョクと「嫌だ」「先輩だろ」「思ってもいないくせに」「思ってるし」とやり取りをしていると、ウングァンから祝いの言葉を投げ掛けられた。
唐突過ぎて簡単な言葉しか出て来なかったけれど、まあ、こいつらになら妥当な対応かな。

まともな言葉をくれたのは最初だけで、あとは全員して「ごはんごはん〜」などとふざけたことを言ってくる。
だから会いたくなかったんだ。

あまり関わらないグループと話したことで気疲れしたものが、さらに増していく。
頼むから早く収録が終わってほしい。



「今日は絶対に直帰する。」



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