その日以来ますます苗字を目で追ってしまうようになったが、それまで気付いていなかった色々なことが見えてきた。


仲の良さに多少違いはあれども苗字は誰にでも平等に接するという事

いつもクラスの女共に囲まれてその中心にいるという事

俺と同じように苗字を目で追ってる奴らが多数いて、俺よりそいつらの方が苗字と親密そうであるという事

そしてそのうちの一人が今隣にいる半分クソ舐めプ野郎だという事



(むかつくむかつくむかつく)



またちらっと半分野郎の手元を覗こうとしたら、やっと目良が現れて今日の補習は戦闘訓練だと発表された。
こんな日にはぴったりの訓練だ。
この行き場のない気持ちを思いっきりぶちまけてやる。


…仮免取得できる程度に。