No.1×No.16 Noah
「Hayato、」
「どした?」
「ピアス開けてくんねぇ?」
「ピアス?いいけど。どこに開けんの、その耳で」
「舌」
「ん?」
「だァから!舌だよ。舌ピ!開けろ」
「いや、いやいやいや。待って、絶対痛いじゃん」
「いいから。Hayatoに開けて欲しいんだよ」
「えぇー…」
「……ん、」
「…後悔すんなよ、ほんと。これ、思いっきりいけばいいの?」
「おー。…っ!!」
「うわ、血!待って、めっちゃ血出んじゃん!!」
「ひひはら、ひあふ」
「なに、待って。ひあふ?あ、ピアス?え、この血まみれのとこに入れんの?俺が!?」
「ははふひほ」
「俺、血はダメなんだって…。もー、お前だって涙目になってんのに、何でこんなことすんのかなぁ…」
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