太宰治

作品名

『人間失格』 『道化の華』 『斜陽』
『グッド・バイ』『走れメロス』
 
 
 

引用

『思案の敗北』
「愛は、この世に存在する。きっと、在る。見つからぬのは、愛の表現である。その作法である。」


『人間失格』
 人間、失格。
 もはや、自分は、完全に、人間で無くなりました。 

「恥の多い生涯を送って来ました。」


『川端康成へ』
刺す。そうも思った。大悪党だと思った。 
 
 
 

参照

『逆行』
ふつうの人間は臨終ちかくなると、おのれの両のてのひらをまじまじと眺めたり、近親の瞳ひとみをぼんやり見あげているものであるが、この老人は、たいてい眼をつぶっていた。ぎゅっと固くつぶってみたり、ゆるくあけて瞼まぶたをぷるぷるそよがせてみたり、おとなしくそんなことをしているだけなのである。蝶蝶が見えるというのであった。青い蝶や、黒い蝶や、白い蝶や、黄色い蝶や、むらさきの蝶や、水色の蝶や、数千数万の蝶蝶がすぐ額のうえをいっぱいにむれ飛んでいるというのであった。