作品名
『汚れっちまった悲しみに』引用
詩集『山羊の歌』より『宿酔』 千の天使が バスケットボールする。
『サーカス』 ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
詩集『在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ』より
『春日狂想』 愛するものが死んだ時には、自殺しなけあなりません。
『骨』 ホラホラ、これが僕の骨だ、
『我が生活』
私は苦しかつた。そして段々人嫌ひになつて行くのであつた。世界は次第に狭くなつて、やがては私を搾しめ殺しさうだつた。だが私は生きたかつた。生きたかつた!
『在りし日の歌 亡き児文也の霊に捧ぐ』より『また来ん春……』
また来ん春と人は云ふ しかし私は辛いのだ
春が来たつて何になろ あの子が返つて来るぢやない
参照
『我が生活』友に裏切られたことは、見も知らぬ男に裏切られたより悲しい――といふのは誰でも分る。しかし、立去つた女が、自分の知つてる男の所にゐるといふ方が、知らぬ所に行つたといふことよりよかつたと思ふ感情が、私にはあるのだつた。
坂口安吾 『酒のあとさき』
中原中也は、十七の娘が好きであつたが、娘の方は私が好きであつたから中也はかねて恨みを結んでゐて、ある晩のこと、彼は隣席の私に向つて、やいヘゲモニー、と叫んで立上つて、突然殴りかゝつたけれども、四尺七寸ぐらゐの小男で私が大男だから怖れて近づかず、一米メートルぐらゐ離れたところで盛にフットワークよろしく左右のストレートをくりだし、時にスウングやアッパーカットを閃かしてゐる。私が大笑ひしたのは申すまでもない。