朝、目が覚めるとすでにベッドは彼女だけになっていた。
飛び起きたミオは顔を青くさせきょろきょろと部屋を見渡すがこの部屋の主の姿は見えない。
どうしよう、どうしよう、寝坊してしまった、焦りから涙をぽろぽろと溢すと急に部屋の扉が開いた。
部屋の扉を開けたのは紛れもないこの部屋の主でありミオの新しい主人であるローだ。
何かを手に持って現れたローはベッドの上でぺたんと座り込み青い顔をして涙を流すミオの姿に顔を顰めた。

「…なに…泣いてんだよ」
「あ、あ、あぅ…ごめ、なさい、私…寝ちゃって、もうこんなっこと…」

しゃくりあげて必死に言葉を紡ぐ様子に彼女の言わんとしたことを察したローは溜め息を吐くとその長い足で歩み寄りベッドの上に持っていた物を置いた。
自由になった両手で彼女の頬を挟むとそのまま捏ねるようにむにむにと手を動かす。

「不細工だな」
「しゅ、しゅびばしぇん…」

しばらくむにむにと捏ね回したローは一度手を止めミオの涙に濡れた茶色の双眸を見つめる。
親指の先でグイッと拭うと目の前のまあるいおでこに自分の額をゴツンと打つけた。

「クソいってぇ! この石頭!!」
「ひぃっ! ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」

自分で打つけた癖に文句を言うローに何も悪くない彼女は必死に謝る。
パニックを起こしたように謝り続けるミオの後頭部にチョップをかましたローは顔上げろと一言言うと彼女は叱られたペットが主人の顔色を伺うように見上げてくる。

「くだらねぇことで謝るな、ウゼェ。それに飯を持ってきてやったんだ、食えよ。」

ローが先程ベッドの上に置いた物をみたミオはトレーに並んだ食器にぽかんと口を開けた。
トレーの上からカップを手に取ったローはミオに向かって差し出すと今日はクラムチャウダーだと、と一言。
急いで受け取らなくてはと、美味しそうに白い湯気を立てるカップを受けとったミオに満足そうな顔をするとローはトレーと彼女の間に腰掛ける。
ローも同じカップを持ち上げると真っ白なカップに口付ける。ローが飲んだのを確認したミオは自分も恐る恐るカップに口を付けた。

「…美味しい…」
「そうか…もっと食え。お前は痩せすぎだ。」

俺はもっと抱き心地のいい枕が欲しい、そういったローは皿に並んだおにぎりを一つ手に取ると豪快に齧り付く。
スープに不似合いなメニューに目を瞬かせたミオはズイッと差し出されたおにぎりを反射的に受け取った。
ローに色々聞きたいことはあったが黙々と食事をする姿に声をかけるのは躊躇われたミオは自分も持たされたおにぎりに齧り付いた。
やっぱり、美味しい。



食べ終わるとローは食器の乗ったトレーをテーブルに移動させベッドに座り込んだミオの手を引く。

「あの、どこに…」
「衣装部屋だ。その格好じゃ仕方ねぇだろ。」

半ば強引にベッドから立たされると引きずられるように歩き出す。
部屋の扉を乱暴に開けたローは彼女の腕を離し長い廊下を歩き出す。遅れないように小走りで慌ててついていくと誰もいない静まり返った廊下が珍しいのかミオはキョロキョロと視線を泳がせる。
階段の前を通り過ぎて少し歩くとローは白い扉の前で立ち止まる。
ローの少し後ろで立ち止まったミオはノックもせずにドアノブに手をかけ開け放った。

「凄い…いっぱい」
「ドフラミンゴの私物だ。女物も探せばあんだろ。」

衣装部屋は思っていたよりも広くハンガーにかけられた衣類が所狭しと並んでいる。
我が物顔で部屋に入るとハンガーにかかった衣服を漁り出す。
これは違う、あれは違うと弾いては見つけた女物の衣類を彼女に宛てがっては戻してを繰り返す。

「これだな。」

そう言うとローはハンガーにかけられた白いワンピースを取り彼女に無理矢理渡すと今度は奥にあるシューズボックスの扉を開ける。
彼女の足に合うサイズの靴を探したが見つからなかったのか乱暴に扉を閉め舌打ちをすると行くぞ、と短く告げさっさと部屋を出て行ってしまう。
ミオは渡された白いワンピースを落とさないようにしっかりと抱きしめて小走りでローのあとを追いかけた。

ローは自室に戻ると早々にミオに服を脱げと告げる。
言われたとおりに着ていたパーカーを脱ぐと身に着けているものはローに履かされた男物のボクサーだけ。
真剣な顔で歩み寄ってきたローに怖くなり後退りそうに震える足を踏ん張ると今度は見られているのが恥ずかしいのか顔を赤くしもじもじと指先を擦り合わせる。

「あの、ロー様…わた、んっ!!」

惜しげもなく曝け出された柔らかな膨らみを無遠慮に触ったローは感触を確かめるようにやわやわと揉みしだく。
突然のことに困惑したミオはローの手により形を変える胸元を見つめる。
指先や掌が胸の先端を掠める度に反応してしまう身体が恨めしい。
堪えても漏れてしまう声に両手で口を塞ぐが鼻から抜けてしまい意味がない。

「ん、んぅ…ロー、さま…ふっぅ…」
「変な声出すな、犯されてぇのか。」
「ごめ、なさ…」

一頻り触ったローは満足したのか何なのか、手を離すと目尻に涙を溜めて赤い顔で見上げてくるミオの顎を掬う。

「その顔は反則だろ、エロ女」
「違い、ます。」
「なぁ…もっとこっち来いよ。」

熱を孕んだ金色の双眸に射抜かれたミオは言われたとおりに身体を寄せると腰を抱かれてローにその濡れた唇を喰われる。
執拗に角度を変えて落ちてくる唇、溶けてしまうくらいに舌を絡めとられ吸われ、ミオは酸欠になりながら必死に自らも舌を絡める。
キスなんてオークションに出される前の仕込み以来していなかったこともありローが唇を開放する頃には彼女の細い小枝のような足は生まれたての子鹿の様に震えていた。

「はっ、堪んねぇな。」

小突けば簡単に折れてしまいそうな膝と細い背中に腕を回し持ち上げ何の迷いもなくローはベッドへと歩き出す。
主人に抵抗など出来る訳もなくミオはただ、大人しく運ばれる事しかできない。
ベッドに下ろされると履いていたボクサーを脱がされてまた唇が落ちてくる。
昨夜こっそり触ったローの唇の感触を思い出したミオだったが思考はあっという間に溶けていく。
酸欠でクラクラとする頭では何も考えることなど出来ず今はただ目の前のローのパーカーを握ることしか出来ない。
キスをしながらぴったりと覆い被さるように身体を寄せたローの手はミオの首筋、腕、背中、脇腹、脚を厭らしく這い回る。

「ふ…ぁ…」
「はぁ…キスしかしてねぇのに、すげぇイイ。」
「ろぉ…さ、やぁ…」

涙を浮かべ顔を赤く染めたミオの首筋に顔を埋めたローは舌で首筋を舐め上げるとそのままチクリと吸い上げる。
ビクリと揺れた肩に気を良くしたのかローはそのまま何度か舐めては吸って華を咲かせる。
そのまま舌を滑らせたローは鎖骨を通過し柔らかでハリのある膨らみの頂上へ下りていく。控えめで淡い色をした先端を口に含むと一際あがる高い嬌声に喉を鳴らす。
舌先で飴玉を転がすように転がしては、時々吸って、アイスでも食べているかのように舐めあげる。

「ココ、弱ぇな。」
「ん、ぁ…そこ、気持ちいい、です。」
「はっ…それも習ったってか。」

気に食わなそうに鼻で笑ったローは片手で胸を鷲掴みにするとぷっくりと勃ち上がった先端を指で弾く。
ビクリと跳ねた身体を気にも止めず今度は先端よりも下の柔らかな部分に吸い付く。
この境目がイイ、そう言ってアンダーを指でなぞったローはそこに強く吸い付き赤い華を咲かせる。
唇を肌に触れさせたままゆっくり下へと降りていくローは小さなリップ音を発て臍にキスすると脇腹を唇で啄むように可愛がる。

「ふ、ぅ…あふっ! んんっ」
「くくっ…なんだ擽ってぇか?」

口元に笑みを浮かべたローは擽ったさに身を捩る身体を押さえ込むと意地悪くそこばかりを執拗に攻める。
擽ったいだけじゃなく快感も享受しているようで上がる声も艶っぽい。
まるで彼女の悦ぶところに足跡でも残すように華を咲かせるとそのまま彼女の下腹部へ降りていく。
一度下腹部へ口付けると柔らかな太腿に両手をかける。

「ローさま…」

舌っ足らずに自分を呼ぶ声に顔を上げると不安げに揺れる瞳と目があった。
上気した頬、潤んだ瞳、濡れた唇、どれもがローを煽る材料になる。

「今から我慢することを辞めろ。痛いときは痛い、悦ければ感じろ、イキたければイッていい。分かったか?」
「! …は、い。わかりました。」

細い太腿を割り開くと濡れた割れ目が現れる。
されるがままのミオは抵抗せず大人しく何をされるのかローの様子を伺う。

「えっ!? まっ、て…それ、は、んゃあ!」

濡れた中心に舌を這わせたローは舌先でなぞるように舐め上げる。
両手を伸ばしローの頭を押すという彼女の初めての抵抗は一切の効果を発揮せず背筋を這い上がる快感は止まない。

「やぁっ! ろぉ、さまぁ…ふあっひぅ!」

ぴちゃり、くちゅりと粘着質な水音を発てて攻め立てるローは逃げられないように細い腰を掴み割れ目の上の小さな秘豆に舌を絡ませる。
突然の強過ぎる刺激に跳ねた腰に気を良くしたローは刺激を続けながら彼女の胎内に指を沈めた。

「ひっ、あっあ!ヤダ、そ…れ…やで、す」
「痛ぇか?」
「違、くて…ぁ…変なりそ…」

両手で顔を覆ったミオは指の隙間からローを覗き見る。
足の間から見上げてくるローの視線にいたたまれずぎゅっと目を閉じたミオは再開された愛撫に悲鳴のような声を上げる。
背筋を駆け上がり全身の筋が痛いくらいに突っ張る。自分が自分でなくなるような感覚に言葉にできない恐怖に襲われ無意識にシーツを握った。
ゾワゾワとした感覚が強くなり一瞬子宮が潰れてしまうのではないかというくらい強く締る感覚に息が止まる。目の前が真っ白になって自分の意志とは関係なしに筋肉が痙攣を起こしたようにビクビクと跳ねる。

「…っイったか。」
「っ………ぅぁ……」

絶頂を迎えた胎内はローの指をキツく締め付け離さないように吸い付く。ここに挿入ったらさぞ気持ちいいだろうな、そんな考えがローの頭を過ぎる。風呂場ではこれ以上の行為をしなかったが流石にもう我慢は出来ない。
本気で嫌がらない限りは最後までヤってしまおう、そう思ったローは絶頂の余韻で浅い呼吸を繰り返す熱の籠もった彼女の小さな腹に跨るとトロンと溶けた瞳で見上げてくる彼女の目を見つめながら乱暴にパーカーを脱ぎ捨てる。
床に放る捨てるとそのまま窮屈にジーンズを押し上げてくる熱を解放するように前を寛げる。
ジーンズの中から出てきたモノにとろけた瞳が正気でも取り戻したように見開かれた。

「おっき…い」
「へぇ、褒めてくれんのか? 気の利いたリップサービスじゃねぇか。」

ニヤリと口端を上げて笑うローの下半身から視線が逸らせないミオはこんなの絶対に挿入らないと顔を強張らせる。
今まで何人も受け入れてきたが些か規格外ではないだろうかと思わせるサイズの赤黒く勃起した男性器は時々ピクリと揺れる。
大き過ぎて無理です、そう言う前に降ってきたローの唇に言葉と呼吸は奪われた。
ぐっと背中を丸めるように上体を傾け覆い被さるローはキスをしながら片手でミオの耳朶にやわやわと触れ、もう片手で自身を持ち彼女の柔らかい腹に擦り付け扱く。

「ん…ふっ、ん…」

鼻から抜ける甘い声に一度唇を離したローは唇同士が少し触れるところで涙に濡れた睫毛の奥の瞳を見つめる。

「嫌なら殴れ。抵抗しないなら、俺は合意と見なすぞ。」

そう言うともう一度唇を軽く触れ合わせると片手を彼女の顔の横に付き再び深く重ね合わせる。
角度を変えながら深く重なる唇に一切の抵抗を見せないミオの様子にローは合意と取ったのか彼女の細い足の間に身体を滑り込ませる。
彼女を潰さないように片手で身体を支えながらもう片方の手で器用に残ったジーンズと下着を一気に脱ぎ捨てるとベッドの下の床に乱雑に放り投げた。
キスをしながら彼女の濡れた割れ目に片手で支えた自身の先を擦り付けた時だった。控えめにミオの両手がローの胸を軽く押す。
オイオイ、ここまできてかよ。勘弁してくれ。そう思いながら渋々唇を離すと不安げに眉を下げたミオが声を上げる。

「ロー様、待って、くださ…。」
「何だ、怖気付いたか?」

ローは最後の悪足掻きと言わんばかりに先程よりも少し強めに自身を彼女の割れ目にこすりつける。
張り裂けそうなくらいに勃起した自身にまた自分で慰めなければならないのかという考えが頭を過ったローであったが、しかしそれはすぐに杞憂であったと安堵することになった。

「ぁ…ろぉさ、ま…そんなおっき、の入んな、ですぅ!」
「…なんだ、そんなことか?」

ぬるぬると性器を擦り合わせたローは少しだけ先端をミオの中に沈める。
僅か数ミリしか沈めていないのに吸い付いてくる胎内に喉を鳴らしたローは口角を上げてニヤリと笑う。

「安心しろ、挿れたところで裂けたりしねぇよ。俺は医者だ、保証してやるよ。」

そう言うとローはミオの細い腰を逃げられないように掴んで自身を沈めていく。
思っていたよりも狭い胎内に一気に吐精感が込み上げ顔を顰めたローは息を詰め全てを彼女の胎内に沈める。

「うぁ、ぁ…」
「っ、くっ…締め過ぎだっ」
「あ、ん、ごめ、なさい…」

痛いか、というローの問いに少しと答えたミオの顎を掬ったローは優しく丁寧に唇を重ねる。
逃げる舌を追いかけて捕まえ絡めとったローは両手で彼女の頬を挟んでより一層深く重ねていく。

「はぁ、やべぇ…こんなことしてたらイッちまう」

近距離で欲に濡れ色っぽくギラつく金色の双眸に見つめられたミオは女の性か、期待したようにロー自身を締め付ける。
ローから与えられる刺激や言葉、触れ合う肌の一つ一つに身体は反応を示して子宮が疼くような初めての感覚に熱に冒された様に思考が霞んでいく。
今起きている目の前のことしか考えられない、いや目の前のことを考えることすらままならない感覚に熱い吐息を一つだけ溢した。

胎内ナカ、凄ぇイイ…最高だな。」
「ぁ…気持ち、いい…で、すか?」
「あぁ、悦すぎるくらいだ。」

そう言って少しだけ腰を揺らしたローは背筋を駆け上がる射精感に息を止めた。
このままではまだ大したことをしていないのに、挿れたばかりなのに情けなく射精イッてしまう、そう考えて腰の動きを止めるとゆっくりと息を吐く。
恐らく自分はどう頑張っても我慢できない、そう悟ったローは息を荒げている小さな身体を抱きしめると薄っすらと色付いた耳に唇を寄せた。

「一回射精すぞ。」
「ん…は、い。ください…胎内ナカに…」
「っ! クソッ!」

キツく抱きしめて貫かんばかりに激しく何度か腰を振ると快感の波がローを襲う。
一瞬で波に飲まれたローはミオの奥の弱いところに自身を擦り付けるように腰を揺らして精を吐き出す。
息を詰めてドクリ、ドクリと脈打ち射精するローの背中に遠慮がちに細い腕が回される。

「もっと…はぁ、しっかり、回せよっ」
「ぁ、ごめんなさい…」

ローのバクバクと速い鼓動が密着した肌越しにミオに伝わる。
頭を持ち上げたローは細い身体を抱きしめたまま唇を重ねる。今度はゆっくりと、呼吸を整えるように何度も何度も触れるだけのキスをする。
リップ音を発てて離れる唇から時々吐き出される熱い吐息にまた腹の奥がキュッと締まるように疼き出す。
汗ばんで吸い付く肌、熱い体温、速い鼓動、ミオにとってはどれも初めて与えられる刺激で胸の奥がじんわりと暖かくなる様な不思議な感覚を覚えた。
ローの背中に回した腕に少しだけ力を込めるとローの彼女を抱きしめる腕にも少しだけ力が入る。

「ん、ん…」
「…ん、はぁ…口、開けろ」

唇を触れ合わせながら掠れた声でそういったローは薄く開かれた唇に舌を捩じ込みゆっくり、深く重ねる。

「はぁ、お前…最高だな」
「ぁ、はぁ…はぁ…」
「2回目は無理だと思ったが…イケそうだ。」

ローは上半身を起こすと小さな両手を掴んで繋がったまま彼女を引き起こすと胡座をかいた足の上に跨らせるように座らせる。
いつの間にか繋がったままのローのソレはミオの胎内で再び硬さを取り戻し彼女の子宮を押し上げている。

「ロー、さま…おなか、くるしぃ、ですっ」
「あぁ、だろうな。狭ぇし。なぁ…この体位、いいだろ?」
「ん…ぁ、い…いです。」
「この体位…奥まで届いて好きなんだ。」

そう言うと同じくらいの目線になったミオの唇に軽く吸い付いて下から突き上げるように腰を揺らした。

「んあぁ! んんっ…」
「ああクソッ、もっとくっつけ!」

ローの言葉に応えるように背中に腕を回したミオは縋り付くようにしがみつく。
ぴったりとくっついた身体を離さないようにローも彼女を抱く腕に力を込めると片手で後頭部を押さえ唇を奪う。
そのまま腰を揺らすと溢れた喘ぎは重なった唇に吸い込まれていく。
何度も胎内を硬く反り勃つロー自身に突き上げられて快感と内蔵を押し上げられるような苦しさに生理的な涙が溢れる。

「っはぁ、溶けそ…熱ィ…」








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