特別なこと
−1
ノルウェー×夢主
R18
ノルウェーは真剣に考えていた。
周りには心配げな妖精やら何やらが集まり、口々にアドバイスや提案をする。
「やっぱり一番は酒だよ!」
「でも最悪記憶なくていいの?」
「寝込みは?」
「それは人として尊厳が…」
「…むずがし」
『アルレシアのガードを破り×××に持ち込む方法なんて思いつかないよ』
***
アルレシアは自分が何か言ったりやったりするのは躊躇わないくせに、人から言葉を受けたり行動されると照れる。
そのため、ノルウェーがいくら頑張ってもアルレシアと体を繋げられないでいた。
そこで妖精たちと会議を開き、アルレシアの固いガードをかい潜る方法を思案していたのだ。
「ノルウェーさん、」
すると一人の妖精がノルウェーに耳打ちをした。
「…できんのか」
「はい!」
「なら、アルレに影響ないように頼む」
「任せて下さい!」
作戦をまとめ、ノルウェーは笑みながら電話をかけた。
翌日、アルレシアはノルウェーの家を訪れた。
一時期よりかなり綺麗になっている。
調子いいんだな、でもノルウェーの総生産と日本の神奈川県の総生産同じらしいな、と取り留めもなく考える。
まぁ神奈川を含む東京都市圏の総生産はロシアやインドを抜いているのだから当たり前か。
そうひとりごちる一方、ノルウェーはアルレシアを見つめていた。
ひたすらリコリスを見つめ葛藤している。
出されたものを食べるか否か迷っているんだろう。現実逃避でもしながら。かわいい。
アルレシアは一度食べたことがあるから、簡単に手を伸ばせないようだ。
その様子を見たいがためにリコリスを出したから問題ない。
さて、そのノルウェーの目にはふわふわと漂う妖精が見えている。
「じゃあ、やりますね!」
妖精はアルレシアに向かって手を突き出し、何やら唱えた。
「これで完了です。じゃあごゆっくり!」
「ん、」と返事すると妖精は消えた。
アルレシアはその声に顔をあげる。
「どした?」
「いや。コーヒー飲むか」
「飲む」
ひとまず効果が出るまで様子見だ。
ノルウェーはお湯を沸かし、コーヒーの準備をした。