しあわせ
−1
オランダ×夢主
初めての話
R-18
アルレシアの咥内に舌を入れ、水音を立てるオランダ。
「ん…、ふ、…」
長いキスを終え、オランダは口を離す。
ぼんやりとそれを見ながら、アルレシアは考える。
(また、だ…)
我慢するような、つらそうな顔。
恋人である二人、何度も、それこそ今だって、そういう雰囲気になっている。
しかし、今だ致したことはなかった。
いい加減、アルレシアにも分かる。
(俺に気遣ってる)
アルレシアが下になることは暗黙の了解で、オランダは負担を考え行為をしようとしない。
だがその表情は明らかに堪える顔で、目もきつく閉じている。
(…俺から動くべきだよな)
アルレシアは覚悟くらいできている。
何より、愛するオランダを受け入れたかった。
「オランダ、」
「…なんや」
「…、」
アルレシアは、オランダに抱き着き、首筋に顔を埋めた。
そして、その首にかぷりと噛み付いた。
「…………何やっとんじゃ」
間を溜め、吐き出すように言う。
甘くとは言え噛み付いた場所、アルレシアは薄く歯型の残るそこを今度は舐め出す。
とうとうオランダは痺れを切らし、アルレシアを引きはがした。
「……」
無言のオランダ。
アルレシアは、まっすぐその目を見つめた。
「…好きだ」
「っ!」
目が見開かれる。
「オランダが、好きだ。だから、俺はお前とそういうことだってしたい」
明らかに目が揺れ動く。
「せやけど…お前、」
「それとも…俺じゃ抱けねえか…?」
至近距離に近付き目を合わせる。
す、と手をオランダの肩に滑らせる。
はっきり、オランダの目に情欲が浮かんだ。
「…ええんやな」
「…優しくして?」
首を傾げて言ってやれば、性急なキスをされた。
噛み付くような、荒々しいキス。
舌が上あごを容赦なく押し上げ、アルレシアの背筋がしなる。
「ふっ、んぅ、ん、」
腰に手が回り、反対の手がアルレシアのシャツのボタンを外していく。
そこでようやくキスから放たれた。