不健全青少年−2
「応利さん…無理やりとかじゃ、ないのか」
「え…や、違うけど…」
「そうか…それなら、いいか」
「え、なにが」
それには答えず、環はおもむろに手をこちらへ伸ばす。そして、応利の胸に手を置くと、その先の先端をきゅっと摘まんできた。途端にぞくりとする快感が背筋を走る。
「んあっ、ちょ、おい、」
「応利さん……かわいい……」
「こりゃあかんな、完全に当てられとるわ。それでも、俺に無理やりされとるのかだけ確認したんや、やっぱええ子やなぁ」
もう環の深い色の瞳は欲情に満ちていて、完全に普段の冷静さは消えていた。空気と応利の痴態に当てられた高校生男子は、正気を失っていた。
それでも、理性を振り絞って応利のことを案じてくれたのだ。もし応利が拒否の色を見せれば、すぐに環は応利を助けようとしてくれただろう。そういう、まっすぐで強い優しさのあるヤツなのだ。
「…あーもー…仕方ねぇな……」
そんなところを見せられては、先輩心をくすぐられないわけがない。環の長い髪をなでてやると、自分に引き寄せた。
そしてその唇と自分のそれを重ねる。環は最初は驚きつつも、すぐに応じて口を開いた。
そこからは、応利の年上としてのディープな舌の使い方を伝授してやる。
「んっ、ふ、」
環が堪らず鼻にかかる声を漏らす。高校生相手に悪いことをしているようで、いや完全にアウトなのだが、知らず応利も興奮しつつあった。
「俺んことも忘れんどってな」
すると、拗ねたように太志郎がそう言って、応利のズボンの下に手を突っ込んだ。直に自身に触れられ、直接的な刺激にびくりと跳ねる。
「ぁ、太志郎、さん、」
「ん〜?」
太志郎は自分の大きなモノも取り出すと、立ち上がったそれで応利の自身を押しつぶすように押し付けて来た。ぐ、と押されて鈍い刺激が駆け巡る。
「ほら、一緒にできるな?」
太志郎に導かれるまま、応利は2人分のものを一緒に扱く。手から余るそれらを、太志郎の大きな手も応利の手ごと手伝うように上下に動かした。
「環のもやってやり」
体を倒した太志郎がまた耳元で囁く。脳内に直接響くような声に、応利は環のベルトを外して中で立ち上がる自身を取り出した。
「…、最近の高校生は……」
そんな太志郎の声の通り、年齢のわりに大きいそれを左手で扱き、右手で自分のモノと太志郎のモノをまとめて動かす。
「ぅあ、応利、さ、…」
「ひっ、んんっ、」
環は呻くように言うと、応利の胸の片側を舐め上げる。そしてその先に吸いついた。太志郎も真似をするように反対側を舌で弄り始める。
全身のあちこちに走る刺激に、応利の脳内も理性がどんどん溶けていく。
「あっ、ん、はっ、も、だめ…だっ…!」
「はぁっ…!俺もヤバイわ…!」
「応利さん、応利さん…!」
男三人分の濡れた声が響く。どんどん昂ぶっていくままに、限界が近づく。そしてついに、応利は果てた。
「ぁっ……ッく、!!」
「応利ィ…ッ!」
「俺も、ダメだ、…!」
ついで、太志郎と環も追う様に応利の腹に白濁を放った。
洗い呼吸音が三人分、応利の白い腹の上に飛び散った液体も三人分。
「は…マジ、不健全すぎる…」
「「応利(さん)がエロいのが悪い」」
事務所内でこんなこと不健全すぎると呟けば、なぜか声を揃えてそんな言葉が返って来た。人のせいのように言った2人に、思わずかちんとくる。
だが応利も、そしてこの2人も分かっているのだ。
三人揃って流されやすく、三人揃って、大概不健全なのだということに。