ラッキーなことにカフェは空いてた。
テラスだと暑いし、店内の窓際近くに座って注文して、女子が喜びそうな見映えのかき氷がきたけどシギルは何となく上の空。
よし。もう、聞いちゃおう。
「シギルはさ…その…イグニスのこと、やっぱり…」
あーー!
やっぱり何なんだよ!ものすごく言いづらいけど、このまま悶々としてるのも辛い…。
「ノクトのことばかりだと思ってたけど、やっぱりお見合いするのかな」
「えっ」
やっぱり?やっぱりってどういうこと?
スプーンでサクサクと音を立てながら氷とシロップとアイスを混ぜてたシギルが、少し困ったように俺を見て微笑んだ。
「本人から聞いたわけじゃないけど、イグニスにお見合いの話が出てるって」
「そうだったんだ… シギルは、その…イグニスのこと好きだよね?」
そう聞いたらシギルは少し恥ずかしそうに俯いて小さく頷いてた。
何これーーー!物凄く可愛いんですけどーーー!
今の一部始終撮った動画イグニスに送りたいんですけどーーー!
こんなの見たらいつも冷静なイグニスだって笑顔満点になるよね。
ただでさえ俺からすると、シギルを見つめるイグニスってノクトを見る時とは違う優しさと甘さが漂ってるんだよね。
「背がスラッとした綺麗な女性だったな」
「え、そうだった!?シギルだって同じくらいの年齢になったらもっと綺麗になるでしょ!」
なんかもう、変なことしか言えないよ俺は…。
カフェで一休みしてからシギルの家まで送り届けたんだ。
門のところで大丈夫って言ってたシギルは何となく元気がない。
こんな時どうしたらいいんだろ!?
絶対、シギルとイグニスは両思いだって俺は思ってるんだけど…余計なお節介かなぁ。
to be continued..