Noctis and Prompt.
『ねねねね、ノクト!イグニスってさお見合いとかしてんの?』
プロンプトは単刀直入に聞いた。
まどろっこしいことをすると余計にややこしくなるとこの間身を持って知ったからだ。
『あ?あー、まぁ時々きてるみたいだな。断ってるっぽいけど』
『えーーー!そうなの!?全然知らなかったんですけどーーー!!』
『そりゃ、いちいち報告しないだろ…しかも結婚決まったわけじゃねーし。』
夕陽が入るリビングでソファに寝そべりながら漫画を読み、ノクトは答えた。
テーブルの上に開かれたチップスを食べながら、プロンプトは唸った。
『まぁ…側付となると常に俺と行動するから、見合いの確率が高くなんじゃね?イグニスの意思とは関係なしに周りから早く決めろって勧められてるっぽいし。』
『あー…そっか。でも、早すぎない…?』
王室ともなると交際に何年、その後婚約、結婚ときっちり計画的に進むのだろうかとプロンプトはスマートフォンで世間一般の情報を検索しながら言った。
『お互いが良けりゃ良いと思うけどなー。ま、イグニスはまだしねぇよ』
『だよねー!?俺もそう思ったし、この間の女性は綺麗だったけどなんかイグニスの隣に立つイメージではなかったし、やっぱりシギルが良いよねー!』
『はぁ?』
読んでいた漫画を腹の上に置いて、ノクトはプロンプトを見た。
この間の女性情報は要らなかっただろうなと思いつつ、プロンプトは先日の休みの話をして
ついでにノクトへのサプライズプレゼントまでもバレてしまった。
『ごめん、ノクト…何も知らなかった事にして…その日のこともサプライズも』
『お前…まぁいいや。シギルが昔からイグニスが好きなのは見てりゃ分かるよ。』
『っだーーー!もう!ノクトが思ってる好きとは違うんだよ今は!』
『はあー?好きは好きだろ意味わかんねー…』
ノクトはチップスを数枚口に放り込んだあと再び寝そべり、漫画を読み出した。
『もう、なんでこんなノクトなのに彼女いるのか本当不思議なんですけどー。グラディオがモテる理由がわかった気がする』
『俺がなんだって?』
声を大きくしてたせいで、グラディオが入ってきた事に気が付かなかった。
『あ、あー…いや、なんでもない…』
『だいたい聞こえてたぞ、お前がサプライズ台無しにしたあたりからな』
クックと笑いながらグラディオは冷蔵庫を開けて水を取り出した。
もー、というプロンプトの声が部屋に響き渡りノクトは声をあげて笑った。