小ネタ
短編 魏軍 後書き
2025/07/27 (Sun)後書きです。
夏侯惇
比翼の鳥は、一つの翼と一つの目しか持たないため、夫婦が隣り合い生きなければいけないという中国の伝説上の鳥です。片目が失われた夏侯惇に似合うのではないかと思いタイトルにしたのですが、話の中身に上手く組み込めなかったのが残念でした。
典韋
夢主が夢で見た怪物は、6の童話DLCの典韋=赤鬼コスの典韋です。ただ中国における鬼は日本の鬼のようなものではなく幽霊のようなものなので、「怪物」とぼかしました……が、作中で普通に「鬼神」とかで鬼という言葉が出ているので意味のない設定だったかもしれません。
張遼
友情ものの話を書こうと思ってこんな話にしてみました。「桜が嫌い」だと言ったのは戦国3の兼続ですね。桜のように散ってしまったのは幸村のことです。オロチ世界は死んだ人も生きている人もごちゃまぜなので、この二人のような人が居てもおかしくないと思います。
曹操
AURORAの楽曲「I went too far」がタイトルの元ネタです。この楽曲はいきすぎた愛は暴力となってしまうのだという意味が込められていますが、曹操は逆にその愛を自分の中に閉じ込めすぎた、自分にその暴力が向けられてしまっているのだというイメージで書きました。
許チョ
囚われの姫を助ける許チョというイメージは当初からありました。初期のオロチで、曹丕が偽物の曹丕に惑わされる甄姫を助ける場面(うろ覚え)が好きだったので、許チョにもそういった役割を持たせてみたいという所から書きました。
夏侯淵
息子の結婚相手にふさわしい女性を探すというイメージは初めからあったのですが、それだけではインパクトに欠けると思って夢主は黄忠の孫にしてみました(史実では黄忠に孫は居ませんが)
徐晃
徐晃はかなり好きなキャラなのですが、書くのが難しくて……不器用だけど生真面目で、言うことは意外と言っちゃう、というイメージがあります。夢主が銅鏡を粉々に割るというシーンを初めに思い描いて書き始めたのですが、全体的に描写が甘いかなと思います。反省です。
張コウ
張コウの耳飾りについて、8ではなくなってしまって悲しいと思いながら書きました。平然と「美しい」と人を評する彼ですが、本当に好きな人には意外と奥手だと面白いと思って、赤面させてみました。
曹仁
曹仁は若い頃はやんちゃだったという設定があるので、そこから話を膨らませてみました。当初は戦化粧の極意を曹仁から聞くという話でしたが、迷走しました。
曹丕
親友に剣を渡すのは戦国4エンパのイベントが元ネタです(さらなる元ネタは高橋紹運、立花宗茂親子の話ですが)
甄姫
曹丕と甄姫の仲があまり良くないのは正史ネタから。タイトルの金の太陽は袁紹のことです。
蔡文姫
こちらも正史ネタから。今のところ男主は書く予定ありませんが、これに関しては男主にするべきでした。
賈ク
頭の良い賈クが夢主の策を本当に見抜けないなんてことが有り得るのか、と書きながら思ってしまいましたが、賈クは夢主のことが好きだからこそ盲目的になっている部分があった(本人は無自覚)ということにしておきます。
ホウ徳
埋伏の毒、棺桶というワードで何か書いてみようと思ったのですが、思ったより発展させれず…いつかリベンジしたいです。
王異
最後の晩餐は有名な絵画ですが、ユダの裏切りやキリストの復活が控えているので、王異と夢主にもあのあと一波乱あるということを匂わせています。あの二人はいつか結ばれると思って書いています。
郭嘉
郭嘉とお茶会しよう!ということで書きましたが、お茶会についての知識が全くないので苦し紛れに三献茶を飲ませてみました。
楽進
短いですが気に入っています。楽進といえば一番槍ということで、夢主にも何か一番槍を目指してほしいと思って書いてみました。
李典
当初は夢主の設定が少し違いました。遠縁の娘と李典が結婚するという話はそのままでしたが、夢主は夫に先立たれていて、その上纏足で自由に動くことが困難だとたあつ設定でした。(この時代はまだ纏足はポピュラーな文化ではないので辞めました)
于禁
樊城も下ヒも水攻めということで、このような話となりました。この話もわりと気に入っています。
荀イク
8エンパの知識しかないので、荀イクの口調がおかしなことになっていれば申し訳ないです。こちらも正史ネタ。どうにかして空箱ネタを使いたいと思いましたが、ただ死ぬだけでは面白くないので、こんな話を書いてみました。夢主が狂う過程をもっと細かく書けたらと思いましたが力尽きました。最後の荀イクの筆跡についてですが、彼が書いた遺書なのか、狂った夢主が荀イクを真似て書いたのか、死んだはずの荀イクがあの場で書いたものなのかは想像におまかせしておきます。
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