小ネタ
Infections Of A Different Kind 後書き
2025/07/27 (Sun)後書きです
全体的な話
夢主の癖が強め、非現実的な要素が多めなのはわざとです。本当は長めの話ばかり書くはずでしたが、飽き性ゆえ短め、駆け足な話ばかりになってしまいました。少しでも面白いと思っていただけたなら嬉しいです。ありがとうございました。またご飯を食べる描写が多いのもわざとです。生活感のあるシーンを書いてみたかったのでですが、似たりよったりな感じに……ここは反省点ですね。以下、各話に対する自分の思いとか色々です。
Queendom 徐庶
Queendomは女王国ということで、過去や未来を自在に見せることができる夢主を書いてみました。ここでいう女王国というものは、どんな人でも受け入れる国のことです。不本意なまま曹操軍の一員として生きていた徐庶の本当の居場所、本当の幸せを夢主は知りたかった。そして夢主は、その幸せを自分のもののように受け入れることができるという話です。初めの世界と最後の世界、どちらが本当でどちらが嘘なのかは、どちらでもいいんじゃないかと思っています。どちらにしても夢主は徐庶のことを受け入れますし、徐庶さえ望めば幸せになれる道があるのではないかと思います。
You have a place in my queendom
You have a home
という歌詞があるのですが、どのような世界であっても徐庶は夢主とともにあるということが彼の居場所だったらいいなという感じです。
夢なのか現実なのかという話は姜維のものと共通しているのですが、似ているのはあえてのもので、しょうもないですが一応意図がありますので後述します。
Forgotten Love 馬岱
忘れ去られた愛ということで、夢主は一族を殺された悲しみは忘れることはできないはずなのに、馬岱と過ごす日々の中で少しづつ忘れてしまうという葛藤、そして馬岱は反対に一族を殺されたことは何があっても一生忘れ事はないのだという相反する、それでも信頼し合っている二人という話です。あまり元ネタの歌詞をそのまま喋らすのはどうかとも思ったのですが、これはどうしても馬岱に言わせたいと思って、わりと喋らせています。
If I am left with a rose in my hand, let it die
It's the beauty in forgotten love
馬岱のセリフの引用源はここら辺です。忘れてしまうことはいけないことではなくて、美しいものなのだという歌詞がとても好きです。
馬岱はきっと、忘れることはできない、そんな人なんだろうけども、夢主の感情と言葉には救われていてほしいというか、夢主には馬岱の本当の理解者になっていてほしいと思います。
Gentle Earthquakes 関興
分かりにくい話ですみません。正直に言うと、この話には反省点が多すぎますね。ほかの話同様、「愛」が大きなテーマとはなっています。
夢主が病んでいるのは
Can’t stay here
I’ll throw myself in the ocean
I lift myself and run
I’m not home
In a place where love has been broken
I lift myself and run
あたりからのイメージです。馬岱の話にも言えますが、今回の夢主は仇討ちを目的としてはいないんですよね。自分の中に閉じ込めようとしている。それを解放するのが相手キャラという感じで。けれどもこちらの話は、完全には夢主には救われていません。きっとこの後、夢主は関興のことを理解していくのだろうという感じですが、そこまで書いていないのは自分の力量不足です。流れ星の描写については、And the light will guide herという歌詞から考えてみました。タイトルの「優しい地震」を生かせなかったのは本当に無念です。
All Is Soft Inside 法正
冒頭の拷問シーンはぬるいですが、法正はこれくらいするだろうということで。もう少し書いてみてもいいかなと思いましたが……
I don’t know why
But I feel down
You need to know
I can’t go on
という歌詞が初めにあるのですが、それに気づいてしまったのが法正です。だからこそ法正は自らが自覚していない優しさを彼女に向けることができた。夢主は喋ることができないというだけで、頭の中では思考を働かせています。様々なことを感じています。
All is stone
And all is soft inside
ですから、彼女の中身は、彼女の中身だけは柔らかいもので満たされている。たとえ彼女の周囲が石に囲まれていたとしても。
個人的に、恋愛関係には決して至らない関係性を築くという形の夢小説が好きで、この二人はプラトニックラブのような関係性にしてみました。法正は7エンパのギャラリーで聞ける死別ボイスが好きなんですけど、ああ彼ってこんな泣き方をするんだ……という感じで。法正が涙を流すところを書いてみたかったんですよね。当初は法正と喋らない女(未亡人)という設定しかなかったんですけど、なかなかいい話が書けたんじゃないかと思います。
It Happened Quiet 関平
夏なので幽霊ネタ……にするつもりですが、幽霊どころの話ではなくなりました。雨の日、夢主の中だけでは関平は今も生きているんです。
Don’t you speak over my voice
I will return from the shadows
And I’ll bleed in your bed
Turn it red
Like the ground outside your window
Love is wild
このLove is wildがこの話を表す、率直な一言です。愛は時に獰猛なものへとなりうるという感じです。夢主は関平が死んだことを覚えています。けれどもどこかでは信じることができなくて、幻に縋っている。
And you can’t remember that day
関平は自分が死んだことを覚えていないのではないかと。そのような意識が夢主の中にはあって、自分もそれに倣いたい。だから関平の幻を自分で作ってしまっている。本当は全て知っているのに。
Churchyard 馬超
教会の人間が無知な子どもを弾圧していることに対する批判がこの曲には含まれているということで……何も知らないまっさらな状態で、暴力を愛なのだと信じてしまった夢主と、それを救いたい馬超の話でした。
He told me I belong in a churchyard
He told me I could walk away but I wouldn't get far
Tell me how do people know what is hurt, what is love?
He told me I belong in a churchyard
一種の洗脳を受けていた夢主のイメージは、この歌詞からの着想です。
馬超のいう正義も大概暴力的じゃんと私は思っているので(馬超のことは大好きですよ)正義とは愛とはなんなのかというテーマで。ただ私の頭が良くないせいできちんとまとめられているのかはかなり不安です。夢主こそが正義なのだという馬超の言葉は、7エンパのおしどり夫婦のセリフからです。彼、おしどり夫婦のセリフはネタ感ありますけど意外とストレートに告白してきますよね。そういうところが馬超らしくて好きです。関係ないですが今回の元ネタ曲の中では、この曲が1番好きです。気になった方はぜひ。(つべとかで聞けます)
Soft Universe 姜維
タイトルの柔らかい宇宙というものは、姜維が見た夢の世界のことにしてみました。宇宙って、夢だなあと何となく感じたのがきっかけです。この夢というのは将来の夢、寝る時に見る夢、どちらでもいいんですけど。けれども姜維の夢の中には、夢主と穏やかに暮らしたいのだもいう思いが含まれていたのだと思います。
Make for me
Make for me
A soft universe
これは互いに口に出さないだけで、お互いに思っていることだと思います。
夢の中で夢主が敬語を使っていないのは、あくまでも夢であるということを示しています。現実にはありえないことですから。姜維の話はどうしても暗い話になりがちなので、いつか本当の意味で彼を幸せにしたいです。夢の中では幸せなんですけどね……
徐庶の話と夢だとか現実だとかで被っているのは、当初こちらの話をQueendomにしようと思っていたからです。戦いに生きている彼を優しく包む女王国……という感じだったのですが、
And in the corner of your eye
I saw a dream that never died
という歌詞が姜維らしいなと思ったので、こんな感じになりました。
Infections Of A Different Kind 趙雲
トリップものです。以前短編の後書きで塩対応趙雲のリベンジをしたいと書いたのですが、ある程度できたのではないかと思います。ちょっと腹黒かったり愛想が悪い趙雲の話を書くのが楽しくて、つい趙雲の話となるとこんな感じの内容になってしまいます。
夢主がしきりに「ビョーキ」というのは、Infections Of A Different KindのInfectionsの部分ですね。
Infections of a different kind
The world has been attacked by our pain
ということで、殺し合わねばいけない世界と、それを生業とする趙雲と、大切な人を失った夢主の相違というものを書いた……つもりです。
本当は違うオチを考えていて、趙雲が最終的に数年後逆トリしてくる感じでした。
それで「こんな遅い時間まで毎日働き続けるなんてビョーキのようなものだな」みたいな感じで夢主がかつて趙雲に言ったことを返されるという展開にしたかったのですがやめました。どこかで逆トリしてくる趙雲の話を書きたいです。あと入れられませんでしたが竜胆の花言葉は「あなたの悲しみに寄り添う」なんですよね。なんだか趙雲らしいなあと思います。
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