4本の薔薇は
「あなたに出会えて良かった」

「オ前……コレ……ヤル……」
そう言って魏延から手渡されたのは、綺麗な5本の薔薇だった。
「魏延殿……ありがとう」
魏延が用意したとは考えにくい、手入れの行き届いた薔薇。彼女はしげしげと見つめる。
「我……不器用……コレデ、伝ワルカ……?」
「伝わりますよ。魏延殿の思いは」
きっと誰かの入れ知恵なのだろう。彼女は、5本の薔薇に込められた意味を知っていた。
「私も、同じ思いですから」
そう言ってやると、魏延は素直に喜んだ。愛おしい、と思った。
「我……嬉シイ……! オ前……好キ……」
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