神獣の加護を世に広めよう協議会2

次へ(新)  目次へ 前へ(古)

いたこう

あのな


いたこう

昨日から皆が優しいのだ


いたこう

我をな、褒めるのだ


いたこう

ずっと褒められ続けるのもな、我、居たたまれないのだ!


いたこう

だから評議会で議案を出して見たのだ。『人間に褒められ続けた場合の対処について』


せーたん(青龍)

我はせーたんなり! よきかな、よきかな。ようやく人間は、いーたんの偉大さに気づいたのだな


びゃったん(白虎)

びゃったんなのだ。しかし聞いておると、必死にいーたんの顔色を窺っているような


すーたん(朱雀)

すーたんぞ! そなた、昨日なにかしたのかの?


いたこう

昨日…我はジョウガの神託を呟いたり。我、懸命に仕事をしているのだが、ジョウガが冷たくてな…。我を暇の神などいうのだ


せーたん(青龍)

いーたんは精力的に仕事をしておるのにな。ジョウガもなにをもっていーたんを貶すのか


すーたん(朱雀)

あれではないか、馬鹿な子ほど可愛いと


びゃったん(白虎)

ぶふっ、それはすーたんぞ


すーたん(朱雀)

なんですとー!?


せーたん(青龍)

ほらほら、喧嘩はやめよ


いたこう

せーたんの言う通りぞ。大人になるのだ。すーたん、ぐっと堪えて


すーたん(朱雀)

ふむ…


びゃったん(白虎)

しかしそれは怖いな。ジョウガの評価と我らの認識は違うというのは


いたこう

そうなのだ。我ら四神獣、ジョウガにどう思われているのか不安ぞ


せーたん(青龍)

どれどれ我もやってみようぞ。
「せーたんは死神です」
なんと!


すーたん(朱雀)

「すーたんは変態の神です 」
なななな…


びゃったん(白虎)

「びゃったんはショタコンの神です 」
はて…しょたこんとはなんぞ?


いたこう

人間の言葉は難しいの。でもきっといいことではないのか? 漢字とやらではないところをみれば、きっと。いーのー!


せーたん(青龍)

いーのー!


すーたん(朱雀)

いーのー!


びゃったん(白虎)

これから我の異名は、しょたこんぞ? 知恵の神獣に相応しい名前、ジョウガはよく見てくれておるのだ


いたこう

だとすれば余計、昨日は心が折れてな?


せーたん(青龍)

だから皆が優しかったのではないか?


すーたん(朱雀)

ふむ。慈愛深きいーたんを、皆が愛で包んだのだ


びゃったん(白虎)

ジョウガの評価がどうであれ、いーたんは幸せな神獣ではあらぬか?


いたこう

ふむ…


せーたん(青龍)

ほらほら、いーたん。元気を出せ。四神獣まんじゅうぞ?


いたこう

うま!



せーたん(青龍)

うま!



すーたん(朱雀)

うま!



びゃったん(白虎)

うま!



すーたん(朱雀)

しかし、いつもまんじゅうをくれるのは誰ぞ?


せーたん(青龍)

下になにやら書いておるが、読めねば加護を与えることも出来ぬ。いーたんは読めぬか? いーたんは、人間の言葉を勉強しているのだろう?


いたこう

我が読めるのは、ひらがなとかたかなと漢字なのだ。びゃったんはどうぞ?


びゃったん(白虎)

これは…あるふぁべっとという言語ぞ。時にいーたん、そなた本場でそれを習ってきたのでは?


いたこう

我が習ったのはこんな文字ではないのだ〜


せーたん(青龍)

ほっほ〜。いーたんは我の知らないことを学んでおるから、人間も評価しておるのだな


すーたん(朱雀)

そうだそうだ!


びゃったん(白虎)

そうだそうだ!


せーたん(青龍)

我らの意見は一致ぞ


いたこう

そ、そうかの…(照) 茶を淹れるぞ。煎茶、番茶、昆布茶、梅茶、なにがいい?


すーたん(朱雀)

梅茶


びゃったん(白虎)

番茶


せーたん(青龍)

煎茶


いたこう

我は昆布茶ぞ。ちょっと待っているのだ〜



第2回「神獣の加護を世に広めよう協議会」の定例会はいかがだったでしょうか。
神獣も色々と悩みが多いようですが、平和的な盟友がいればこそ、人間の世は安定するようです。
四神獣まんじゅうは本当に「うま!」だそうで。
下のアルファベット…これはその名を持つ者の、秘やかなる賄賂や謝罪であったりなかったり…。
彼は本編でなにをやらかしてくれるのでしょうか。

ちなみに、なぜイタちゃんに皆が優しかったのかは、昨日の呟きを終えたサクの一言によります。

さく(護衛/吼える月)

おい、イタ公を悲しませたら、俺達の加護がなくなって出番がなくなってしまうかもしれねぇぞ!?




次へ(新)  目次へ 前へ(古)

ITABLO. TOP